【富山】おすすめ観光「岩瀬地区」完全ガイド(アクセス/日本酒(酒蔵)や地ビール飲み比べなど)

こんにちは えだ旅(@edatabi_jpfa-external-link)です。

 

皆さんは 富山市の隠れた観光スポット「岩瀬地区」をご存知ですか??

 

そこで 今回は 富山でひそかにブームな観光地「岩瀬地区」

 

日本酒やクラフトビールが飲み比べできるおすすめ店や観光スポットなど。
お酒好き夫婦視点でくわしくご紹介します。

 

 

思わず写真に撮りたくなる レトロな街並み。

 

昔の建物をリノベーションしたお店の数々。
しかも そんな素敵なお店で飲み比べまでできてしまう。

 

あなたもきっと 立ち寄りたいお店が見つかるはず。

 

まずは「岩瀬地区」について知ろう

「岩瀬地区」って どんなエリア??

まず「岩瀬地区」とは どんなところなのでしょう。

 

わが家が絶大なる信頼をおく 富山情報サイト「とやま観光ナビ」
その中では 以下のように岩瀬地区を紹介しています。

 

江戸時代初期から日本海を行き来する北前船の港町として栄えてきました。

土蔵や廻船問屋が建ち並ぶ大町通りや海が見える美しい街並みは散策にぴったり。川岸を背に明治期に建てられた家屋が多く残っており、当時の趣のある雰囲気を存分に残しています。

最近は、廻船問屋の土蔵をリノベーションしたギャラリーをはじめ、食品セレクトショップ、ビールパブ、日本酒バー、レストランなど新しいお店が続々オープンし、注目のスポットとなっています。

富山県観光公式サイト とやま観光ナビ

 

ざっくりまとめると...
「岩瀬地区」は お酒好きなら要注目な「飲み歩きできるアツいエリア」ということですね。

 

場所/アクセス

岩瀬地区は 富山市北部「東岩瀬町」周辺を指します。
車以外のアクセス方法は 大きく2つです。

 

 

岩瀬地区には 飲み比べが楽しめるお店も。
このため 富山駅からポートラム(路面電車)でのアクセスがおすすめ。

 

時間に余裕があれば 観光船も利用可能です。
しかし 乗船時間がやや長く 飲酒後の船酔いに注意が必要です。

 

実際に「岩瀬地区」へ行ってみた

今回 利用したホテルは「ダブルツリー富山」

 

富山駅へは なんと徒歩3分。
観光スポットへ好アクセス+周辺に飲食店も多いおすすめホテルです。

 

「ダブルツリー富山」については こちら。

 

ホテルから富山駅が近いため 往復ともポートラムを利用しました。

 

ポートラムに揺られること 約20分...

岩瀬地区の最寄り駅「東岩瀬駅」に到着。

単線のレトロな雰囲気が良いですね。

「耳を澄ませば、いまも遠い潮騒に いにしえ人の息吹が聴こえる。」

 

次からは お酒好き夫婦が選ぶ「岩瀬地区」おすすめ店をご紹介。
実際に飲み比べした様子も写真多めにまとめました。

 

岩瀬地区「お酒好きな方向け」おすすめ5店

手軽に満寿泉を飲み比べ「桝田酒造店 沙石」

1店目は 満寿泉の酒蔵が運営する「桝田酒造店 沙石(させき)」

 

富山を代表する日本酒「満寿泉(ますいずみ)」
こちらは 満寿泉を有料試飲できる立ち飲み店です。

 

最大の魅力は 常時100種類以上の日本酒を試飲できることです。

店内は まるで美術館のような雰囲気。
酒造にゆかりのある写真や展示品が並びます。

こちらは 2019年新築オープン。
大きな一枚板のテーブルが印象的な角打スタイルのお店です。

美しく積み上げられた 升タワー。
まるでショーウインドウのように並べられた日本酒たち。

 

お酒のおともに「おつまみセット(300円)」もあります。

 

おつまみセットは 後ほどご紹介する「つりや」のもの。
とても旨味が強くておいしいのでおすすめです。

 

ということで...
30分飲み放題コース+おつまみ3種盛りをオーダー。

それでは テーブルに向かいましょう。

 

場所選びに迷いますが

最初に それぞれ好みのお猪口を選択。
1本目の日本酒を選んだら タイマーを開始します。

1杯目に選んだのは「満寿泉 純米大吟醸「寿」プラチナ」

 

精米歩合35% 麹比率80%。
贅沢を極めた 満寿泉の最高傑作の1つ。

 

生産量が少ないため 販売店も限定。
なかなか出会えない1本になります。

 

雑味なく 穏やかにするすると飲み続けられる。
とても心地よい日本酒です。

続いて 数種類の「搾り」をいただきます。

 

お店の方いわく...
「搾り」と書かれた日本酒は ぜひ飲んでほしいとのこと。

 

「搾り」ラベルは 杜氏さんが試飲用に樽から直接瓶詰めしたもの。
つまり 世に出回らない「沙石」でしか飲めない日本酒なんです。

その他 オーク樽など洋酒樽で熟成させた日本酒もあります。

 

樽熟成させたものは 樽によってウイスキーやワインのような味わい。
いずれも希少なため なかなか高価な日本酒です。

こちらは シーバスリーガルとのコラボで生まれた「リンク8」

 

シーバスリーガルの原酒を熟成した樽を利用。
そこで数種類の満寿泉を熟成して作られています。

 

なぜ「リンク8(8が4つ並んだデザイン)」かというと...
シーバスリーガルは スコットランドに蒸留所を構えており 8,888km離れているから。

こちらは 富山県氷見市のワイナリー「SAYS FARM」とのコラボ日本酒。

 

時間内であれば 好きなだけ飲み比べ可能。
このため 変化球的な日本酒も気軽に楽しめます。

 

日本酒らしい日本酒は ちょっと苦手...
という方は 洋酒樽熟成やコラボ日本酒などをお試ししてみては。

 

「これが日本酒!?」と 今までの日本酒のイメージが覆りました。

いろんな満寿泉を味わえますが...
ふくよかな味わいの「やっぱり満寿泉」もおすすめ。

 

麹米を通常の2倍使用し 麹比率45%。
旨味たっぷりで肉魚ともに合う味わいです。

店内には 満寿泉オリジナルグッズも販売されています。

 

こちらの店舗限定販売の日本酒「TOYAMA JAPANボトル」もあります。
試飲コーナーにもあるので 気に入ったらお持ち帰りも良いかと。

妻の1番のお気に入りは こちらのTシャツでした。

おいしい日本酒を 30分間で1人8杯づつ試飲。
30分だと短いかと思いきや 十分楽しめました。

 

お店を出る頃には すっかり上機嫌です(笑)。

ご近所にある「桝田酒造店」酒造場が こちら。
こちらも趣のある建物ですね。

せっかくなので 奥の酒造場の建物も見に行ってみましょう。

歴史ある建物ながら いずれもとてもきれいな状態で稼働していました。

 

東岩瀬駅からは 沙石へ向かう途中にあります。
桝田酒造場から沙石へは 徒歩約6分。

 

せっかくなら酒造場で記念撮影も楽しんでみては。

 

 

本格クラフトビールを飲み比べ「KOBO Brew Pub(コボ ブリューパブ)」

続いて 訪れたのは「Kobo Brew Pub」

 

こちらは チェコ出身のオーナーによるビアパブ。
チェコの伝統的な醸造でつくる クラフトビールが味わえるお店です。

「Kobo Brew Pub」は 築100年の元米蔵を改装。
国登録有形文化財「旧馬場家住宅」の敷地内にあります。

敷地内に入ると 緑がたくさんなリラックス空間。
こんなところにビールの醸造所があるなんて おしゃれすぎます。

店内の様子が こちら。

 

元米蔵を改装した店内は 天井も高く広々空間。
想像していたよりも ずっと開放的な雰囲気です。

こちらのお店も 大きな一枚板のテーブルが存在感を感じさせます。

こちらは 店内のビール醸造機。

ずらりと並ぶビールサーバー。
無駄のないデザインで とてもかっこいいです。

クラフトビールとフードメニューは こちら。

 

クラフトビールは 常時10種類以上を用意。
おつまみにぴったりなソーセージやポテトもオーダーできます。

 

そんな方におすすめなのが...

テイスティングセット!!

 

1度に4種類のクラフトビールが味わえる「テイスティングセット」

 

テイスティングセットは Aセット/Bセットの2種類。
口当たり軽めのものから しっかり黒ビールまで楽しめます。

 

 

ということで...

追加招集された「ソーセージBIG」

 

なにげにうれしい ザワークラウトとバゲット付き。
満足度大幅UPです。

 

これで ビール→ソーセージ→ビール→ソーセージ...
無限ループできます。

 

ということで...

かんぱーーい!!!

まったく個性の違うクラフトビールが勢揃い。
このため 飽きずに飲み進められます。

 

あなたもお気に入りの1杯を探してみませんか。

 

 

魚問屋が営む 絶品おつまみ店「つりや 東岩瀬」

続いて ご紹介するのは「つりや 東岩瀬」

 

こちらは 富山のお酒とおつまみが楽しめるお店。
大正時代の診療所をフルリノベーションした建物にも注目です。

 

公式HPでは 以下のように記載されています。

富山 氷見漁港で江戸の頃より魚商を営む、「釣屋魚問屋」が、
日本の魚食文化を現代の食生活のスタイルに溶け込ませ、
沢山のご家庭の食卓に広く留めたいという想いから作った、海の保存食のブランドです。

つりや東岩瀬

もう 入る前から入り口がおしゃれ。
この中にどんな世界が広がっているのか ワクワク感が高まります。

店内の様子は こちら。

 

窓から陽が差し込む 明るい店内。
照明もとても美しいデザインです。

店内の棚はもちろん 冷蔵スペースも大充実。
気になるおつまみしかありません。

 

はじめにご紹介した「桝田酒造店 沙石」のおつまみも購入可能です。

富山ならではの「白えび刺身」もありますね。

日本酒は つりやならではのラインナップ。
「桝田酒造店 沙石」でご紹介した SAYS FARMの日本酒もあります。

 

こちらのお店は なんと飲み比べもできるんです。

 

飲み比べセットは 全部で4種類。
日本酒のグレードにより 価格が異なります。

 

今回は 氷見にある「高澤酒造場」の飲み比べにしました。

曙ラベルの下のなみなみ。
これは 氷見から眺める 立山連峰の稜線とのこと。

飲み比べしながら 外の景色を眺めるひと時。
ゆっくりと穏やかな時間が流れます。

こちらでは 家族へお酒とおつまみセット。
自宅用に「牡蠣のオイル漬け」を購入しました。

 

「つりや 東岩瀬」2階は 1日1組限定の宿泊施設を併設しています。

 

朝食(オプション)は「富山の一膳(880円/人)」

 

周囲には ミシュラン選出店

その他 魅力的な飲食店

などもあります。

 

ゆっくりと岩瀬地区を夜まで満喫。
その後 そのまま宿泊するのも贅沢な楽しみ方ですね。

 

 

こちらもおすすめ: カフェ「MUROYA(ムロヤ)」

続いて ご紹介するのは カフェ「MUROYA(ムロヤ)」

 

めったにカフェ利用しない わが家。
その理由は お酒が飲めないからです。

 

それでは なぜこのお店をリストアップしていたかというと...
なんと「KOBO Brewery」や「満寿泉」が飲み比べできるカフェなんです。

 

 

こちらは ランチメニューやスイーツもあるため

などに使い勝手が良いお店です。

 

 

こちらもおすすめ: 酒商「田尻本店」

最後にご紹介するのは 酒商「田尻本店」

 

訪れることは 叶いませんでしたが...
「桝田酒造店 沙石」や「KOBO Brew Pub」で飲んだお酒を購入できる酒屋さんです。

 

また こちらは土蔵をリノベーションした建物。
店内では お店の半分を占めるほどの巨大セラーに入り お酒選びができます。

 

 

岩瀬地区 おすすめ名物スイーツ

岩瀬地区ご当地スイーツなら 大塚屋「名物 三角どら焼き」

ということで やってきたのは「大塚屋」
岩瀬地区のご当地スイーツ「名物 三角どら焼き」のお店。

 

場所は 岩瀬地区のメインストリート「大町通り」にあります。
このため 見つけやすく訪れやすいお店です。

「名物 三角どら焼き」は 2個セット230円。
2つが合わさって 四角く袋に入った状態で販売されています。

もちっとした皮に つぶあんがぎっしり。
皮が薄い分 飲み歩き後でもペロリと食べられます。

 

また 甘さ控えめな点も 飲み比べ後のスイーツとして高ポイントです。

 

 

以上 飲み比べ+飲み歩きおすすめスポットまとめでした。

 

続いては 岩瀬地区で訪れてほしい観光スポットのご紹介。
普段あまり観光しないわが家でも サクッと楽しめた観光スポットをまとめました。

 

岩瀬地区 おすすめ観光スポット

岩瀬地区へいざなうレトロ駅舎「旧東岩瀬駅舎」

富山駅からポートラム(路面電車)で岩瀬地区へ。
その際 ほとんどの方が立ち寄ることとなる「東岩瀬駅」

 

そして 東岩瀬駅の隣にあるのが「旧東岩瀬駅舎」
残存する JR富山港線時代の木造駅舎です。

現在は 駅舎としての役割は終え 待合所として利用されています。

中に入ると とてもきれいに活用されていました。
駅舎内には 自由に借りられるお手洗いもあります。

 

 

ノスタルジックなおしゃれエリア「旧北国街道沿い(大町通り)」

岩瀬地区のメインストリート「旧北国街道(大町通り)」です。

 

旧北国街道沿いには 北前船交易で栄えた廻船問屋の屋敷が立ち並びます。
現在も 当時の面影を色濃く残しつつ 土蔵をリノベーションしたレストランやアトリエも増えています。

左右を見渡すと 歴史を感じる建物が立ち並びます。
昭和のノスタルジックな世界にタイムスリップした気分です。

薬局や銀行も レトロな雰囲気。
こんなに素敵にリノベーションされ 今でも活用されているのは素晴らしいですね。

 

 

風情を感じる佇まい「北陸銀行 岩瀬支店」

先ほどご紹介した メインストリート旧北国街道。

その中でも ひときわ写真映えしそうなのが「旧岩瀬銀行(北陸銀行 岩瀬支店)」です。

岩瀬地区ならではの旧家が立ち並ぶ街の雰囲気。
その独特な雰囲気を壊さないよう 景観に配慮して造られています。

 

こちらの店舗は 現在もしっかり営業中。
ATMも通りからは見えないよう設置されています。

 

 

立山連峰から能登半島まで見渡せる「富山港展望台」

最後にご紹介する観光スポットは「富山港展望台」

展望台に入ると ぐるぐる階段がスタート。
この階段を上って 展望室を目指します。

 

約100段の階段を上りきったら...

展望室へ到着!!

 

なお くれぐれもトレーニングでの階段昇降はお控えください。

展望室からの眺めは こちら。

 

訪れた日は あいにく曇り空でしたが...
晴れた日には 立山連邦や遠く能登半島まで見渡すことが可能です。

さらに こちらの展望台は 無料の望遠鏡がある点も高ポイント。

 

山好きなわが家は ずっと立山連峰を眺めて楽しみました。
晴れた日や雪化粧した立山連峰も圧巻なのではないかと思います。

 

 

今回ご紹介した「岩瀬地区」エリアMAP

 

今回 ご紹介したお店や観光スポットは すべて徒歩圏内。

 

岩瀬地区は 見どころがコンパクトにまとまっています。
このため 体力にあまり自信がない方でも 街歩きが楽しみやすいエリアです。

 

まとめ: レトロな街並みでグルメも観光も楽しめる そんなよくばりエリアです

今回は 富山で密かにブームな観光地「岩瀬地区」をご紹介しました。

 

 

「岩瀬地区」の特徴は 以下の通りです。

作り手の方々のこだわりを感じながら。
洗練された空間で 上質なお酒を楽しむ時間。

 

「また 違う時期にも再訪したい!!」そう思った 素敵エリアでした。