【富山】立ち喰い鮨 人人(じんじん)ランチレビュー ミシュラン姉妹店で極上寿司を味わおう

こんにちは えだ旅(@edatabi_jpfa-external-link)です。

 

 

突然ですが...
皆さま 富山がお寿司のメッカだとご存知ですか??

 

その理由は「富山湾の豊富な漁場を有しているから」です。

 

そして 2023年6月富山の超有名店「鮨し人(すしじん)」が 立ち食いスタイルの新店をオープンしました。

 

 

そこで 今回は「立ち喰い鮨 人人(じんじん)」体験レビューです。

 

店内の雰囲気やメニュー内容 実際に味わったおつまみやお寿司など 写真多めにご紹介します。

 

 

店内の雰囲気が良く お寿司の味も間違いなし。
3泊4日の富山旅行中 2回も訪れてしまいました(笑)。

 

とはいえ 決してリーズナブルなお店ではありません。
このため 迷っている方の判断材料の1つになればうれしいです。

 

 

「立ち喰い鮨 人人(じんじん)」について

2023年6月に開業したばかりの寿司店「立ち喰い鮨 人人」

 

お店のオーナーは 富山を代表する「鮨人(すしじん)」でミシュラン1つ星を獲得された木村泉美さんです。

 

富山県内では 45店を超える回転寿司が凌ぎを削っています。
(2023年9月 食べログ調べ)

 

そんな中 ミシュランを獲得した木村さんが開業した「立ち喰い鮨」
これは 気になりますよね。

 

「立ち喰い鮨 人人」は よりリーズナブルにお寿司を楽しめること。
加えて 後身の育成も視野に入れた店舗とのこと。

 

なお 2023年9月時点で「鮨し人」は休業中。
「立ち喰い鮨 人人」に力を入れるためだそうです。

 

外観

外観は 黒を基調としたシックな雰囲気。

 

入口付近は 大きなガラス張り。
このため 入店前に店内の混み具合をチラリと確認することもできます。

 

店内の雰囲気

店内は 立ち食い鮨だけあって カウンターがメイン。

 

カウンターには 8席。
目の前で職人さんが握る様子を楽しみながら お寿司を味わえます。

無駄を省いた とても美しいカウンターです。

 

深いブルーが「藍瓶」と称される 日本三代深湾の1つ「富山湾」

 

カウンターから見える壁面の青には 藍を使用。
富山湾の静けさと深さを表現しているそうです。

ここで注目なのが...
カウンターの足元が奥に入っていること。

 

これにより 足元を気にせずカウンターに近づけます。
立ち飲みの快適さを考え抜かれたカウンターです。

店内には テーブル席もあります。
カウンター席が苦手な方でも安心です。

 

店内は 外観同様シックで落ち着いた雰囲気。

 

1つ1つのテクスチャーこだわりが感じられる空間。
凛とした静けさと 空間の広がりを感じる内装となっています。

 

アクセス

場所は 富山市の中心部 一番町。
デパート「富山 大和」のすぐそばにあります。

 

市電を使う場合は「グランドプラザ前」で下車。
徒歩1-2分で到着します。

 

わが家が大好きなホテル「御宿 野乃 富山」近くです。

 

「立ち喰い鮨 人人」メニュー/料金

メニューは コースとアラカルトから選べます。

 

コースの内容と価格は こちら。

 

さまざまなコースが用意されており 好みやボリュームに合わせて選択可能。

 

アラカルトで軽くおつまみを楽しむ。
その後に 8貫コースを味わうというような組み合わせもできます。

訪れた日のアラカルトメニューは こちら。

 

アラカルトでは 3貫からお寿司がオーダー可能。
また お腹の具合と予算に応じて選べます。

 

種類豊富なおつまみメニューにも びっくりです。

ドリンクメニューは こちら。

 

めずらしいところでは

• 鮨屋の緑茶ハイ
• ワサビモヒート

などのオリジナルメニューもあります。

 

 

日本酒は 徳利とお猪口ではなくグラス提供です。
このため 満寿泉を数種類楽しみたい方はハーフがおすすめです。

 

「立ち喰い鮨 人人」ランチレビュー

初回訪問(2023.8): テーブル席(平日13:50〜)

いよいよ 気になっていたお店へ。

 

想像以上におしゃれな外観に 入店を戸惑っていると...
店員さんが「よろしければ どうぞ」と声をかけてくださいました。

人気店のため お昼過ぎでもカウンターは満席。
ということで テーブル席に案内していただきました。

 

残暑の富山(8月末36℃)を歩いてきたため 喉がカラカラ。

 

ということで...

かんぱーーい!!

 

まずは やっぱりビールで乾杯。
生ビールが「MASTER’S DREAM(マスターズドリーム)」という点も こだわりが感じられます。

テーブルセッティングは こちら。

 

おつまみメニュー

お腹も空いていたので...
まずは アラカルトからオーダーすることに。

鯵たたき 1,200円

 

身振りのよい鯵に 隠れ包丁が入った一品。
しっかり味が染みていて ビールがすすみます。

 

次のメニューを悩んでいると...

鯵フライ(3ケ) 1,200円
(1つからオーダー可能)

 

鯵フライは 持ちやすいよう紙につつんで。
熱々の状態でサーブされます。

 

ひと口ほおばると...

外サックサク 中ふわっふわ。

 

下味もついていて そのままでとてもおいしい。
身振りもよく お手本通りの鯵フライ。

 

意外なスパイスが使用されていますが...
そちらは 食べてみてのお楽しみということで。

 

軽くつまんだら そろそろ生ものも食べたくなってきました。

ということで 本日のぬた和え 980円

 

訪れた日は マグロのぬた和えでした。
まろやかなぬた味噌とにらが効いた一品です。

 

 

鮨屋の緑茶ハイは 緑茶がとっても濃厚。
ワサビモヒートは 爽やかなわさびの香りが楽しめます。

続いて 白エビの唐揚げ 980円

 

富山湾の宝石「白エビ」
サクッと揚げられた香ばしさの中に ほんのり甘味が感じられる一品です。

 

 

8貫コース 3,800円

今回は はじめての訪問。

 

コースでオーダーした場合。
「テーブル席だと 何貫づつ運ばれてくるのかな??」と思っていると...

 

それなら わが家の希望通り。
このため 単品ではなく8貫コース(3,800円)をオーダーしました。

まず運ばれてきたのは 白エビと甘エビ。

 

どちらも やさしい甘みとねっとりとした食感。
噛んでいくごとに シャリと一体化していきます。

続いては アオリイカとズワイガニ。

 

アオリイカは 一度凍らせて 繊維を壊しているそう。
加えて 細かく包丁が入っているため おどろきの柔らかさ。

 

噛んでいくごとに シャリとネタの境界が曖昧になっていく感覚が心地よい一品。

 

ズワイガニの身は ホロホロ解けて。
やわらかな甘みが感じられます。

ここで一呼吸おくべく 梅の茶碗蒸し。

 

茶碗蒸しには 真紅の餡がかかっています。
餡は 富山の湧き水と梅だけで作っているとのこと。

 

茶碗蒸しは あえての具なし。
さっぱりと口直しになり 他の料理を邪魔しません。

終盤の握りは 太刀魚 すずき 桜鱒の押鮨。

 

どの握りも とてもおいしいのですが...
気になっていた押鮨が出てきて テンションUP!!

 

それというのも こちらの押鮨...

 

こだわり抜いて作られた結果...
1個6,480円もするという びっくり価格の押鮨なのです。

 

こちらの押鮨。
価格はお高いですが 現地と同じ価格で通販購入も可能です。

 

公式購入ページ
>>>鮨し人「桜鱒の押鮨」

そして 最後の一貫は のどぐろ炙り。

 

ほんのり炙ることで 口に入れた時の香ばしさ。
その後に 旨味いっぱいな脂を「これでもか!!」というほど感じられます。

 

さすが締めだけあって とても満足度の高い一貫です。

締めのお椀は お味噌汁。

 

口に含むと 濃厚な赤だしの旨味が広がる。
胃もほっこりあたたかくなり なんとも幸せな気持ちになりました。

 

ただ 1つ思い残したことが...

このカウンターで食べてみたい...

 

そこで お店の方に混雑状況を確認。

 

2度目の訪問(2023.8): カウンター席(平日15:00過ぎ〜)

富山2日目に訪れた「立ち喰い鮨 人人」
とてもおいしく 他にも気になるメニューがあり...

 

ということで さっそく2日後に再訪しちゃいました(笑)。

 

2回目に訪れたのは 平日15:00過ぎ。
店員さんのおすすめ通り お客さんも比較的少なめ。

 

念願のカウンターに案内していただけました。

このカウンターでお寿司が食べたかったんです。

 

カウンターは 板前さんの作業場とフラットな作り。
さながら「インフィニティーカウンター」といった雰囲気です。
(実際そう言うのかは不明)

 

それでは まずは...

かんぱーーい!!

 

この日は すでにサウナ後にサ飯を完食済み。
(スパアルプス「アルプス食堂」にて)

 

このため 軽めにつまむことにしました。

 

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— えだ旅✈︎仲良し夫婦旅ブロガー (@edatabi_jp) September 5, 2023

 

おつまみメニュー

ガリ巻きコハダ 800円

 

〆すぎてない やさしいコハダ。
そこに ほんのり甘いガリのマリアージュがすばらしい一品。

続いて アオリイカ下足焼き 680円

 

火入れが絶妙で「さすが!!」な仕上がり。
香ばしさがありながら とても柔らかな下足焼きです。

 

それでは そろそろお寿司へいってみましょう。

 

前回オーダーしたのは「8貫コース」
今回は「アラカルト」で握りのみをオーダーしました。

 

アラカルト 5貫 3,000円

 

人人のお寿司は シャリが一口サイズ。
このため お腹が満たされていてもペロッと食べられます。

 

酢飯の食欲増進効果も相まって お寿司おかわりです。

 

アラカルト 3貫 3,000円

最後は 奮発して...
アラカルトの握りで最も価格の高い「3貫 3,000円」を選びました。

1貫目 カツオ

 

肉厚なカツオは 食べ応え十分。

 

炙りの香ばしさと生の部分の割合が絶妙。
丁寧に仕込まれていながら ほどよい鉄分も感じられます。

2貫目 バイ貝

 

コリコリと歯切れの良いバイ貝の握り。
今までの握りとはまた違い 良い食感のアクセントになります。

 

噛めば噛むほど旨味が出てきて ずっと噛んでいたくなります。

3貫目 ボタンエビ

 

運ばれてきた瞬間 まずネタのボリュームにびっくり。

 

口に運ぶと 柔らかいのにプリプリ食感。
口中にボタンエビの特有のねっとりとした甘みと旨味が広がります。

 

〆もの

ここまで握りを楽しみましたが...

「〆もの」にも 気になるメニュー発見。

 

 

 

富山の郷土料理なら これは頼まないと。
ということで かぶす汁を使った〆を2品オーダーしました。

〆もの一品目 かぶすおじや 880円

 

かぶす汁を お米1粒1粒がしっかり吸収。
しかも 溶き卵によって 1粒1粒に旨味が絡みついた一品。

 

かぶす汁の濃厚さを思う存分楽しみたい方におすすめ。

〆もの2品目 かぼす汁大門素麺 880円

 

富山の名物「大門素麺(おおかどそうめん)」を かぶす汁と合わせた一品。
濃厚な旨味をまとった素麺が 喉越しするするっと通り過ぎていきます。

 

こちらは 先ほどのかぶすおじやに比べるとさっぱり食べられます。

 

以上 わが家がオーダーした全メニュー紹介でした。

 

気になってはいましたが...
3泊4日で2度もおじゃますることになるとは思いませんでした(笑)。

なお お寿司に関しては 1番コスパが良いと感じたのは「8貫コース」です。

 

お寿司の中では 最もリーズナブルな価格設定。
しかしながら 富山の魚介を十分味わえます。

 

アラカルトのお寿司は それでも足りない時に。
調節用として利用するのが良いかと思います。

 

雰囲気や接客がとても心地良いお店なので 富山訪問時は再訪したいです。

 

3度目の訪問(2024.1): テーブル→カウンター席(平日12:30〜)

初回訪問から5ヶ月後。
震災復旧の応援を込めて富山旅行に訪れた際にお邪魔しました。

 

カウンター席は団体のお客さんがいらしたため テーブル席に案内していただきました。

 

 

前回 お世話になった店員さんもお元気そうに働かれていました。

前回とは季節も違うので メニューに並ぶお魚も変わっていました。

 

寒い中歩いてきたけど...

まずはビールで乾杯!!

 

 

おつまみメニュー

ブリしゃぶ 1280円

 

冬の富山といえば 氷見の寒鰤。
それを「鰤しゃぶ」でいただきます。

白子春巻 500円

 

続いては店員さんおすすめの白子料理。

中はホカホカ熱々の白子がたっぷりと入っています。

 

バイ貝の刺身 980円

お塩でいただくバイ貝は コリコリの歯応えが病みつきになる美味しさです。

鯵フライ(3ケ) 1200円

1つからオーダー可能のため 夫婦で2ついただきました。

 

おつまみを食べていると カウンターの団体さんがご帰宅。
わが家だけとなりました。

 

 

ということで ご厚意でカウンター席へ移動。

ということで 富山市の酒造 桝田酒造「満寿泉」をオーダー。

 

8貫コース 3,800円

久しぶりの訪問だったため カジュアルに8貫コース。

「紅白です」と紹介された白エビと甘エビ。

 

甘さや食感が違うエビの食べ比べ。

さっそく人人さんの本気を感じる握りです。

続いて 梅の茶碗蒸し。

さわら炙り。

寒ぶり。

 

次に提供されたのは 鱒寿司。

 

アオリイカ。

ベニズワイガニ。

黒ムツ手巻き。

 

炙られていることで 余分な脂は飛ばされているものの それでも上質な脂の旨みを感じられる1貫。

 

冬の富山の本気を感じられる8貫コースでした。

 

まとめ: 立ち喰いのイメージがくつがえる 絶品お寿司と接客が心地良い名店です

今回は 富山に新しく開業した「立ち喰い鮨 人人」体験レビューでした。

 

 

ミシュラン獲得店主のお店だけあり

間違いなく 人生で最もおいしい立ち食い寿司でした。

 

ただ 1点気になるとしたら「価格」です。
今回の価格なら わが家は頻回におじゃまできません。

 

富山には リーズナブルでおいしい回転寿司もたくさんあります。

 

しかし せっかくの旅行であれば

というニーズがある方には 全力でおすすめできるお店です。

 

 

「立ち食い鮨 人人(じんじん)」店舗情報