こんにちは えだ旅(@edatabi_jp)です。
前回の記事では 世界一周航空券の概要についてご紹介しました。
その内容を踏まえて 今回は「実際に 世界一周航空券を使って分かったこと」を掘り下げていきます。
- 「世界一周航空券」を選んだ理由
- 実際に使って感じた メリット/デメリット
- 「西回り/東回り」どちらにおすすめ??
- 実際のルートやかかった費用について
今後 世界一周予定の方で
- 「世界一周航空券」を使うか?
- その都度「航空券(LCCなど)」を購入するのか?
どちらにするか迷っている方は 判断材料の1つにしていただければ幸いです。
この記事の目次
世界一周航空券とは
世界一周航空券とは 各アライアンス(航空団体)がそれぞれ発行している 世界中を周遊することができる航空券のことです。
世界一周航空券の概要について(各アライアンスの特徴/ルートの作り方など)は 前回の記事にまとめています。
それでは 次からは 世界一周航空券を利用したわが家が 世界一周航空券に思うことを まとめていきます。
私たちが「世界一周航空券」を選んだ理由
まずは「なぜ 私たちが世界一周航空券を選んだのか」という理由からお伝えしたいと思います。
世界中にLCCが飛んでいる 現在。
そんな中で 私たちが世界一周航空券を選んだ理由は 3つあります。
- 長距離フライトを快適に過ごしたかった
- フライトでマイルを貯めようと思った
- 世界一周航空券が想像よりもリーズナブルだった
1. 長距離フライトを快適に過ごしたかった
世界一周航空券は 各アライアンス(航空団体)単位で発行され 加盟する航空会社のフライトを利用することとなります。
航空会社がアライアンスへ加盟するためには
- 安定して国際線を運航していること
- 既存の航空会社へのプラス要因があること
など さまざまな規程をクリアしなければいけません。
また アライアンス加盟後は アライアンスから求められる業務を遵守する必要があり フライトの品質が一定以上に保たれます。
このため 特に長距離フライトの場合は LCCを使うよりも 機内設備やサービス/運行状況の面で快適に移動ができると考えました。
2. フライトでマイルを貯めようと思った
世界一周航空券を利用すると アライアンス単位でマイルが貯まります。
私たちは JALの加盟する「One World(以下 ワンワールド)」の世界一周航空券を利用しました。
このため
- Qantas航空(カンタス航空)
- LAN航空(現LATAM航空: 現在はワンワールドを脱退しています)
- American Airline(アメリカン航空)
- Qatar航空(カタール航空)
上記のワンワールド加盟航空会社に搭乗した際 「JALマイル」を貯めることができました。
つまり 世界一周を通して ワンワールド加盟航空会社搭乗分のマイルは 全てJALマイルに集約させて貯めることができます。
そして 貯まったマイルは 特典航空券やポイントとして利用することが可能です。LCCでは このようなマイルの貯め方ができないため この点は大きなアドバンテージとなります。
世界一周後 貯まったマイルを使い JALビジネスクラスでハワイへ行きました。
3. 世界一周航空券が想像よりもリーズナブルだった
ワンワールドの世界一周航空券の場合 1番リーズナブルなもの(3大陸)であれば 運賃: 335,000円(空港使用税+燃油サーチャージは別途必要)です。
この運賃を知った時
「こんな金額で世界を周れるんだ!」と驚きました。
これだけで 世界一周がぐっと身近に感じられたのを覚えています。
それでは 続いて 気になる運賃について 詳しくみていきましょう。きっと リーズナブルさを実感していただけると思います。
ワンワールド 世界一周航空券の運賃とは
世界一周航空券の運賃は 運賃算定方法(マイル制か大陸数制か)と座席クラス(ファーストクラス/ビジネスクラス/エコノミークラス)により異なります。
ここからは ワンワールドの世界一周航空券に基づいてまとめていきます。
ワンワールドの世界一周航空券運賃は 大陸数×座席クラスで決まります。
- 大陸数 : 大陸をいくつ周遊するか
- 座席クラス: どのクラス(ファーストクラス/ビジネスクラス/エコノミークラス)に乗るか
大陸数について
ワンワールドの世界一周航空券では はじめに「周遊する大陸数」を決める必要があります。
ワンワールドが規定する大陸は以下です。
- 北米
- 南米
- アジア
- アフリカ
- オセアニア
- ヨーロッパ
ここで 大切な判断材料は どこからどこまでを「1つの大陸」と考えるかということ。この点については 大陸の区切りが特殊な場合があるため注意が必要です。
上記の場合で考えると
- メリット : 大陸数を1つ増やさなくても それらの国に行くことができる
- デメリット: ヨーロッパ+アフリカ大陸北部+中東の移動を合わせて「区間制限回数」内に収めなければならなくなる
というメリット/デメリットが生じることになります。
そうすると ヨーロッパでのフライトを多く検討中の場合 どうやって世界一周航空券のルートに組み込めば良いかと 考えものですよね。しかし その場合には「世界一周航空券のルートに組み込まずに 目的地へ向かう」という選択肢もあります。
つまり 世界一周航空券では ヨーロッパへフライトするが モロッコへはヨーロッパからバスやLCCでアクセスするという方法です。
とはいえ そのような判断をするにしても 大陸の区切りをしっかりと把握しておく必要がありますね。
座席クラスについて
世界一周航空券は
- ファーストクラス
- ビジネスクラス
- エコノミークラス
上記の座席クラスによって運賃が異なります。
それぞれの運賃は 下記の通りです(2020年6月現在)。
3大陸 | 4大陸 | 5大陸 | 6大陸 | |
エコノミー | 335,000円 | 354,600円 | 418,800円 | 485,000円 |
---|---|---|---|---|
ビジネス | 656,300円 | 780,400円 | 895,200円 | 978,200円 |
ファースト | 955,500円 | 1,126,100円 | 1,304,900円 | 1,423,900円 |
次に 座席クラスに応じて 私たちが感じた魅力をまとめます。なお ファーストクラスは 選択肢に入らなかったため 割愛します(汗)。
エコノミークラスの魅力
エコノミークラスでは
- 最もリーズナブルな運賃: 335,000円(3大陸)
- 最も高い運賃: 500,000円(6大陸)
という お財布に優しい料金設定が1番の魅力です。
この料金で 大手航空会社の長距離フライトを気軽に利用できると考えると嬉しいですね。
とはいえ ワンワールドの世界一周航空券では もっとコスパの良い座席クラスがあります。それが ビジネスクラスです。
ビジネスクラスの魅力
ここでは ビジネスクラスの魅力をしっかりお届けしていきたいと思います。きっと あなたも
「ビジネスクラスで世界一周」したくなるはず(笑)!?
魅力① ビジネスクラスの運賃
ビジネスクラス運賃の一例として 4大陸(例: アジア/ヨーロッパ/南米/北米/アジア)周遊運賃: 780,400円です。
これは 通常のビジネスクラス運賃と比べ びっくりするほどリーズナブル!!
ちなみに 2020年6月下旬 成田-ロサンゼルス間のビジネスクラス運賃は 以下の通りです。
1枚目の画像が 最も高い運賃。
2枚目の画像が 最もリーズナブルな運賃になります。
ビジネスクラスの運賃...すごいですね(汗)。
世界一周航空券では なんと 同じフライトを利用することができます。
先ほどは フライト回数を10回と想定しましたが 11回12回...とフライト回数が増えると その分1回あたりのフライト運賃はどんどんリーズナブルになります。16回 全て飛んだ場合 1フライトあたり48,775円です。
魅力② ビジネスクラスのマイル換算率
続いて わが家がビジネスクラスをおすすめする 大きなポイント。搭乗マイルを貯める際の「マイル換算率」についてみていきましょう。
- エコノミークラス: マイル換算率30-50%程度
(場合によっては マイル換算されない場合も...) - ビジネスクラス : マイル換算率125%超にアップ
なんと ビジネスクラスを利用すると 驚きのマイル換算率125%超。
世界をぐるりと周遊することを考えると 大量のマイルが獲得できること間違いなし。帰国後に 貯まったマイルを使って特典航空券を予約する際にも 選択肢が広がります。
世界一周をしながら マイルが貯まって行く様子をチェックするのも 達成感を感じられて楽しいものです。
魅力③ ビジネスクラスの特典
また ビジネスクラスの世界一周航空券を利用すると
- 専用レーンでのスムーズなチェックイン
- 機内食/ドリンクがグレードアップ
- ラウンジも使い放題
という 嬉しい特典が満載です。
運賃/マイル/特典を考えると ビジネスクラスで世界一周する価値は十分にあると思います。
ここまで読むと「絶対にビジネスクラスを利用したい!!」と思う方もいるのではないでしょうか。
わが家も 同じくそう思いました。
しかし エコノミークラスVSビジネスクラスの熾烈な戦いの結果...エコノミークラスが勝ってしまいました(笑)。
仕事を辞めての世界一周。
準備にも いろいろとお金がかかります(汗)。
1人分ならまだしも 2人分になると辛かったビジネスクラスの運賃。このため 今回は やむなく断念しましたが 次回はぜひ「ビジネスクラスで世界一周」したいと思います(いつになることやら(笑))。
世界一周航空券で感じたメリット/デメリット
続いては 実際に世界一周航空券で旅をして感じたメリット/デメリットについてご紹介していきます。
世界一周航空券のメリット
まずは 世界一周航空券のメリットからみていきましょう。
- 長距離フライトでも快適
- マイルが貯まる
- 価格変動を気にせず 航空券が選択できる
- 長距離フライト購入のストレスがない
- 日付変更が無料
メリット① 長距離フライトでも快適
長距離フライトでは どうしても移動の疲れを感じやすくなります。
しかし 世界一周航空券を利用するとLCCと比べ
- 航空機の機材や設備が良い
- 機内サービス(機内食/アルコールを含めたドリンク)も楽しむことができる
となります。このため とても快適なフライトにより 移動自体が楽しく感じられました。
特に 旅の終盤に搭乗した「カタール航空」のフライトは とても快適でした。カタール航空はチケットが高いため その都度チケットを手配していたら きっと利用することはできなかったと思います。
カタール航空の機内は ラグジュアリーな雰囲気。
エコノミークラスでも 各自にアメニティの入ったポーチが付き。
リーズナブルな移動が多かった中 世界一周航空券での質の高いフライトは まさに「癒しのひと時」でした。
また カタール航空は 新型コロナウイルスに関連して「医療従事者の方々へ 10万枚の航空券プレゼント」というプロモーションを行い話題になりました。
わが家でも 無事プロモーションコードで航空券を予約できました。スムーズなプロモーションコード適応座席の検索方法については こちらにまとめています。
メリット② マイルが貯まる
マイル0の状態で出発し 世界一周終了時には 夫婦でハワイ往復(ビジネスクラス)が可能なほどのマイルが貯まりました。
「世界一周が終わった後は 違う場所に海外旅行」
なんて ちょっと素敵ですよね。
とはいえ わが家では フライトマイルに加え
- JALカードツアープレミアム:
(カード年会費+2,200円(税込))
対象割引運賃でJALグループ便(他社運行コードシェア便も含む)に搭乗時 通常のフライトマイル+ツアープレミアムボーナスマイルが加算され 合計: 区間マイルの100%のマイルが貯まります。 - ショッピングマイルプレミアム:
(カード年会費+3,300円(税込))
通常200円=1マイルのところ 100円=1マイルとなり 2倍のショッピングマイルが貯まります。
上記2つのオプションを活用して マイルを貯めました。
それぞれ 年会費が追加になるのでどうしようかと思いましたが 世界一周後のマイルの貯まり具合から「追加して良かった...」と実感しました。また 前述した通り ビジネスクラスの世界一周航空券利用であれば よりしっかりマイルが貯まります。
皆さんも せっかくの機会なので どんどんマイルを貯めていきましょう。
なお わが家で JALマイルを貯めるために使ったカードは「JAL CLUB-Aカード」です。今なら 入会サービスとして 最大10,550マイルがもらえます(2020.6.30まで)。
JALカード公式HP: マイルがたまる「JALカード」
また エコノミークラスの世界一周航空券やLCCでの移動を選んだ方には「楽天プレミアムカード」をお忘れなく。
楽天プレミアムカードには 空港ラウンジが使い放題になる「プライオリティパス」が付いています。 空港ラウンジを利用することで 世界一周の快適さがグッとレベルアップします。年会費: 11,000円(税込み)かかりますが お値段以上の価値があるので ここはケチってはいけません。
ちなみに わが家は この年会費をケチった結果 とても後悔しました(笑)。
楽天プレミアムカード公式HP: 楽天プレミアムカード
メリット③ 価格変動を気にせず 航空券が選択できる
一般的に 年末年始やクリスマスシーズン/その国の観光シーズンになると 航空券の価格は高く設定されます。
しかし 世界一周航空券の場合は 料金が一律。
このため 航空券が高くなる時期を気にせず フライトを選ぶことができます。
わが家の場合でも 予定が大幅に変更となり ドバイ-シンガポール間のフライトをクリスマスシーズンに利用しました。その時期の航空券は どの航空会社でも50,000円程度。そんな時に 航空券の価格を気にすることなく 日程変更の連絡のみで対応できるのは とてもありがたかったです。
メリット④ 長距離フライト購入のストレスがない
旅も終盤に入ると 航空券代はお財布を圧迫します。
特に 長距離フライト(南米-日本/ヨーロッパ-アジアなど)が必要な場合は 日々スカイスキャナーとにらめっこ...なんていうことも。
そんな時 あらかじめ帰りの航空券まで用意できていれば 余計なストレスを軽減することができます。
一度に全ての航空券分を支払うため 最初の出費は痛いです。
しかし「世界一周でどれくらいの航空券代がかかるか」を 具体的にイメージしながら旅を続けることは そんなに簡単なことではありません。このため 家計管理があまり得意ではない方には 特に世界一周航空券はおすすめだと思います。
わが家でも「先払いしておいて良かったね...」と しみじみ実感しました。
メリット⑤ 日付変更が無料
はじめに 全てのルートと日付を決めておく 世界一周航空券。
しかし 日付変更は何度でも無料で行えます。なので 最初の日付設定は大まかで大丈夫です。
- 大まかな日付で予約をした世界一周航空券で出発
- 前の大陸(わが家の場合は中米)を出る頃あたりに 実際の移動日に合わせて日付変更
こんな感じで 利用することができます。
実際に わが家では
- 最初のフライト: 日本-シドニー
- 2本目のフライト: シドニー-サンティアゴ
のみ 日程変更しないと決めて予約。その後のフライトは 全て1カ月刻み予約し その都度 日付変更を申し込みました。その程度のざっくり感で全然大丈夫です。
なお JALを通して世界一周航空券を予約した方は 海外から日付変更をする場合でも JALのコールセンターに電話を入れるだけで変更可能です。
次に利用するフライトが「American Airline」だから 現地のAmerican Airlineに問い合わせしないと...なんていうことはないのでご安心ください。
世界一周航空券のデメリット
ここまで 世界一周航空券のメリットをご紹介してきましたが もちろんデメリットもあります。
デメリット① 出発前にルート/日程を決めなければいけない
事前に「出発前に全てのフライトを決めなければならない」ということは 少なからずプレッシャーに感じる方もいるでしょう。
また「いつまでにどこまで行かないと!」と思ってしまう方は 日程が決まることで 気持ちが焦ってしまうかもしれません。
わが家では そこまで苦にならなかったのですが この点に関しては捉え方によって変わってくるでしょう。とはいえ ルートを考える過程を楽しめて 日程変更の連絡(日程変更は後からでも可能)が苦にならない方であれば 全然カバーできる部分かと思います。
デメリット② ルート変更に料金がかかる
世界一周航空券は 日付変更は何度でも無料ですが ルート変更には手数料: 12,500円がかかります(ワンワールドの場合)。
これは じわじわ辛い金額ですね(汗)。
しかし「1ルート変えただけで 12,500円...!!」と思って 断念している人には 少しだけ朗報です。
ルート変更手数料は 1度あたりの連絡にかかる料金。
このため 何ルート変更しても 1度に変更をしてしまえば 手数料は12,500円のみとなります。できるだけルート変更はしたくないけれど これならば まだ許容範囲かも(笑)?
このため ルート変更をする際は 1度に必要箇所をすべて変更するよう心がけましょう。
世界一周航空券は西回り/東回りどちらにおすすめ??
世界一周航空券のメリット/デメリットをみてきました。ここまでを踏まえて 世界一周航空券は西回り/東回りのどちらに向いているのかを考えていきます。
旅のスタイルによって 世界一周航空券にも「向き不向き」があります。今後の旅のルートを想像しながら 利用するかしないかを最終判断しましょう。
世界一周航空券がおすすめな旅のスタイル
西回り/東回りともに: 旅の期限が1年以内の場合
期限が一年以内と決まっている方の場合 大きな予定変更がない限り すべての航空券を使用することができます。
旅の途中で目的地は少しづつ変わります。
しかし 世界一周航空券は 搭乗回数制限(ワンワールドの場合: 計16回まで)があるため 長距離移動で利用するフライトがメインになります。このため 細かな移動はバスやLCCを使用することとなり 長距離移動に関してルート変更が必要になることはそんなに多くないでしょう。
また 大手航空会社のフライトが選択肢に入ることで 目的地へダイレクトに向かうことのできるフライトが取りやすく スムーズに移動しやすくなるというメリットもあります。
よって 旅の期限が1年以内の方は 世界一周航空券の利用価値は高いでしょう。
東回り: 1年でアジアまでたどり着ける場合
東回りでアジアまでたどり着ける場合には 大陸間移動のフライトはほぼ使い切ることができるため 移動の快適さやマイル獲得/航空券の価格的にも 十分に元を取ることができます。
わが家も「東回りでアジアまで」というパターンでした。
日本を出国し東回りで世界を周遊。
シンガポールまでのフライトを使用して 最後のシンガポール-日本間のフライトはキャンセルしました。そこまでくれば 世界一周航空券も十分に利用できたでしょう。アジア到着後は世界一周航空券とは関係なく アジア周遊を楽しみました。
世界一周航空券の期限は 1年間。
航空券の期限はあるも 無理して1年で帰らなくても良いんです。世界一周航空券が終わった後は のんびりアジアを周遊...なんていう旅も なかなか良いですよ。
そして 実は 世界一周航空券をキャンセルした場合 ただフライトが無くなってしまう(=損をする)わけではありません。なんと 空港使用税+燃油サーチャージの返金があるのです。
私たちの場合は 2人で約25,000円の返金。
地味に嬉しい 臨時収入でした(笑)。
アジアまで来てしまえば 日本までのフライトは 1人20,000円前後(時には数千円)。たとえ フライトをキャンセルしたとしても その後の出費はそれほど辛いものではありません。
世界一周航空券がおすすめではない旅のスタイル
西周り: 旅が1年以上になる場合
この場合は 最後の北米 あるいは南米から日本へのフライトをキャンセルすることになります。
そうなると 世界一周航空券の中でも長距離フライトに当たる部分を活用できなくなり コスパ+マイルともに 世界一周航空券の恩恵を受けにくくなります。
また その後 新たに手配する航空券の価格も高くなることが考えられるため その都度航空券を手配するほうが無駄なコストを省くことができると考えられます。
わが家の世界一周航空券のルート/かかった費用
続いて わが家の実際として 世界一周航空券のルートとかかった費用をまとめました。
ワンワールド世界一周航空券のルート
- 東京-シドニー
- シドニー-オークランド-サンティアゴ
- サンティアゴ-イースター島
- イースター島-サンティアゴ
- (陸路移動)サンティアゴ-キト
- キト-マイアミ
- マイアミ-カンクン
- (陸路+個人手配)カンクン-ロサンゼルス
- ロサンゼルス-ニューヨーク
- ニューヨーク-マドリッド
- (陸路移動)マドリッド-ローマ
- ローマ-アンマン
- アンマン-ドバイ
- ドバイ-シンガポール
- シンガポール-東京⇦破棄
世界一周の細かいルート+移動費+宿については こちら:
ワンワールド世界一周航空券にかかった費用
私たちは ワンワールドの5大陸世界一周航空券を購入。
搭乗回数制限16回中 12回フライトするルートを設定しました。
- 基本料金: 433,800円/人
- 空港使用税+燃油サーチャージ: 118,130円/人
これらを合わせると 1人あたり551,930円/円となりました。
これが高いと思うか そうでもないと思うかは「今後の旅次第!!」ということですね。
でも 私たちのおすすめは やっぱりビジネスクラス。
なんと言っても コスパが良過ぎます!!
ビジネスクラスで世界一周なんて 想像するだけで素敵ですよね。今回は諦めましたが もしもう一度世界一周をする機会があれば 次回は少し優雅な旅もしてみたいです。
世界一周航空券に関するおすすめ書籍
最後に わが家が世界一周航空券について検討した際 お世話になった本をご紹介します。
世界一周航空券に関しては いろいろな書籍があります。
そんな中 わが家で選んだ書籍は こちらです。
「世界一周NAVI」では 世界一周航空券の概要から 各アライアンスごとの世界一周航空券の特徴や各アライアンスの飛行ルート/世界一周航空券の参考ルートなど 世界一周航空券の基本から 実際の活用方法まで情報が盛りだくさんです。なお紹介している書籍は2020年5月の情報をもとに改定されています。
少しアプローチが変わりますが「世界一周経験者169人が選んだ 究極の絶景50」は 世界にはどんな絶景があるのか どの風景を観てみたいか そんなイメージを膨らませるのに最適な1冊です。
まとめ: まずは自分の旅のスタイルの把握から始めよう
今回は 実際に 私たちが世界一周航空券を使って分かったことについてまとめました。
世界一周航空券は 分かりにくいルールもたくさんあり 少しハードルが高い印象があるかと思います。
しかし 有効活用できれば 世界一周の強い味方になること間違いなし!! ただし 旅のスタイルによっては 向き不向きもあるため それらも含めて「自分のケースだとどうだろう?」と検討していただければと思います。
せっかくの世界一周。
旅の準備から楽しんでいきたいですね。
なお 世界一周航空券の概要については こちらの記事でまとめています。
\旅の準備に関しては 他の記事も書いています/
それでは 本日もお付き合いいただき ありがとうございました。