
はじめに
居心地の良かったアスンシオンを出発し ようやくクスコに向かうことにした私たち。
無理にテンションを上げようとした私は バスターミナルへ向かう途中で転倒。石畳で左膝下をべろーん...としつつ 右足関節を捻挫。バスターミナルで洗浄+応急処置をしながら 2人とも看護師で良かった...と思うのも束の間 バス乗り場が急遽変更になり バス乗り場までダッシュ! 右足痛い!
そんなドタバタした状態で乗り込んだ ボリビア サンタクルス行きのバス。
ここから 想像以上に長い長い移動の道のりが 幕を開けたのでした...
今までの旅の日記はこちら↓
実際の様子(2015.04.27-05.03)
04.28
4/27から5/1まで パラグアイの首都アスンシオンから ボリビアを通って ペルーのクスコまで。怒涛の移動を記録していきます。
まずは アスンシオンから ボリビアのサンタクルスという街への移動。このルート 南米でも屈指の悪路と言われております。バス会社の定刻では 20時間程度で到着予定との事ですが 大体の旅人が24時間を超えるという悪路。僕たちも 24時間程度ならという気持ちで乗りました。
結果 写真の通り。もぉー 地獄絵図です!笑
ボリビアの国境まで178Km。この時点で アスンシオンを出発してから20時間。パラグアイを出れてないという。いったい 何時間かかるんだか。
by 勝法
怪我人が居ないので 笑えます!
by 勝法
大人が本気の泥遊び。
by 勝法
バスの運転手さんが停車して様子を見ていたところ 次から次へと車が突入し どんどんスリップして動けなくなるカオスな状態に。
ここで足止め4.5時間。
この前に 運転手さんの気まぐれな停車が2.5時間。
アスンシオンからサンタクルスのルートは 南米一の悪路と呼ばれていて 通常23時間予定が24-26時間になることはあるけれど まさかの32時間後にサンタクルスへ到着。
幸先良いスタート。移動は続く...
by 江里
04.29
アスンシオンからサンタクルスへのバス。結局 32時間乗ってました。満身創痍です。あ サンタクルスに満身創痍マンがいたので載せておきます。
by 勝法
続きまして サンタクルスへ到着し7時間後。サンタクルスからボリビアの首都ラパスへ。今度は18時間予定です。
写真はバスの車体。鶴や五重塔が描かれていますが 意味がわかりません。
by 勝法
アスンシオンからバスに乗って 2日後の朝にサンタクルスに到着。なんとか到着できて良かった...と思いつつ お昼ごはんを食べて シャワーを浴びたらまた出発。お昼過ぎのバスでラパスを目指します。
五重の塔とフラミンゴ柄のバス...ほほう。
一抹の不安が脳裏をよぎります。
by 江里
サンタクルスからラパスへの道では 南米恒例の軍隊によるデモ。1本道での道路閉鎖 やめて頂きたいです。
トラックの運ちゃん ごそごそと取り出したハンモックでシエスタ。この落ち着きよう。洒落てらっしゃる。まだまだかかります。
by 勝法
バスの中はとっても暑いので 日陰でお休み。アイス売りが出てきたのにはビックリ。
軍隊によるデモにもめげず サンタクルスからラパスへの移動は3時間遅れの21時間で到着。まずまずな移動でした。
by 勝法
はい! そうです! やっぱり停車です。
案の定の停車です。
他に道のない1本道で 軍隊がデモを行うという...ボリビアもやっぱりカオス。
バスの中は蒸し風呂状態。こうなったら"あっち向いてほい"対決でもするしかないのです。急いでないからいいのです。
みんな車やバスの外に出てぼんやり。商売上手なおばちゃまがアイスを売りはじめたり。ここでの停車2.5時間。
サンタクルスからラパス 通常18時間の予定が 22時間の移動となったのでした。
by 江里
04.30
ラパスへは翌日のお昼前に到着し 前回も行った"けんちゃん"で 和食とビールでしばしの休息。癒しのひと時。
最後の移動は ラパス到着4時間後。ボリビアのラパスから ペルーのクスコへ15時間の予定です。
ここでの移動は バスもフェリーで一緒に移動します。しかし よくあるフェリーバスではないのです。ここ ティティカカ湖は標高3890mの高所にあり 汽船の航行する世界最高地点なのです。
富士山よりも高いところに 琵琶湖の12倍の面積の湖がある。そこをフェリーで渡る。ロマンですね。笑
そんな湖を渡ったら ボリビア ペルーの国境です。
by 勝法
お昼過ぎ クスコに向かうバスに乗り出発。予想通り旦那さんは 高所で飲んだビールによる気分不快でダウン。途中"ティティカカ湖"をボートで渡って 清々しくて気分転換になり 旦那さん復活。しかし 渡った先のくねくね山道で 妻車酔いにてダウン。
なかなかお互い絶好調なことがないまま イミグレーションを通過し ペルー入国です。
by 江里
旅に出て116日目。6カ国目ペルーに入国しました! 本当なら 昼間に撮りたかった写真です。
by 勝法
05.01
無事に クスコの街に到着しました。今回は 定時通りの15時間で到着。やれば できるじゃん。
今回の怒涛の移動は 4/27から5/1まで0泊5日(車中泊4泊)。バス4台+フェリー1隻を乗り継ぎ 総移動時間69時間 総移動距離約2600Kmの大移動でした。南米広い。地球ってデッカい。真面目な話。旅に出て 今まで29年間積み重ねてきた色々な自分の中の常識 どんどんぶち壊されています。すんげぇー はんぱねぇー 感動した! という感想しか出てこない。地球ってすんごい! 知ってたけど それが解った。あ 移動は当分いいや。
by 勝法
早朝にクスコに到着したので 少し休憩してお散歩へ。
歩き始めて間もなくこの風景。いいところに来た予感...♡
by 江里
世界遺産に登録されているクスコの町並み。とても整っていて 歴史を感じる建物がたくさん。
かつてインカ帝国の首都だった町では その時代に築かれた精密な石組みを いたるところで見ることができます。インカの石組みは カミソリの刃1枚通さないと言われているほど。
ちなみに 旦那さんは パンフレットの紙を通そうとしていましたが...通りませんでした(笑)
by 江里
クスコとは ケチュア語でヘソを意味し インカ帝国の首都であった。もちろん 世界遺産。そんなクスコの街 綺麗です。
商売上手なインディヘナの女性たち(違和感)が 道端で可愛い雑貨を売ってたりします。なかなか 居心地が良さそうです。この街を拠点に いよいよマチュピチュへ行きます。日にちは決まってませんが。
by 勝法
クスコの町にあるスタバ。おしゃれ♡
by 江里
おなかが空いたので 中央市場にお出かけ。市場は広くて 活気もあって 眺めているだけでも元気になれる気がする。
ここは市場の中の果物ジュースエリア。新鮮な果物をジューサーにかけて ジュースを作ってくれるお店が何軒も。
今日は 市場の食堂で盛り盛りなランチを食べて おなかいっぱいー...なので 滞在中にまた来よっと♡
by 江里
クスコの夜景。
灯りの色があたたかくて お昼とはまた違った雰囲気。人もたくさんで 夜もにぎわっていました。
by 江里
05.02
朝食風景。宿からの景色がまた良い。
by 勝法
サンクリストバル教会から 世界遺産クスコの街並みを!
by 勝法
今日はのんびりお散歩の日。
クスコの町並みを 少し高い場所から眺めてぼんやり。建物が高くないから 空も広くて青い。
お天気ばんざい♡
by 江里
アルマス広場より。ほんと 街並みが綺麗で 歩いていて全然飽きないです。
by 勝法
市場にて 2日連続 地元民と混じりながらの食事は旨い! スープと炊き込みご飯で5ソル(約190円)。
by 勝法
お散歩をして おなかが空いたら 市場に向かって お昼ごはんのお店探し。市場の中には食べ物屋さんがたくさん。メニューとお客さんの入り具合で どこに入るかを決めるのも楽しい。
今日は スープと鶏肉入りの炒めたごはんのセット。盛り盛りのボリュームで とってもおいしい。これだけ食べて たったの5ソル(約190円)。旦那さんと2人でわけて おなかいっぱい。
安くておいしいものが食べられるので ペルーではすっかり自炊をしなくなりそうです。
ごちそうさまでした♡
by 江里
クスコの町にある14角の石。
石垣の中に14個の角を持つ石が隠れています。こんなに細かいことができる技術を持っていたインカ帝国って どんな国だったんだろう。
そして 写真の男の子とリャマさん。この後 ちゃっかり写真のモデル代1ソル(約40円)を受け取って 去って行ったのでした(笑)
明日はいよいよマチュピチュ村へお出かけ。
明日は早起きです...おやすみなさい。
by 江里
夕焼けとクスコの夜景。あ 明日からマチュピチュ行きます! 3泊4日ゆっくりと楽しんできます。
by 勝法
最後に
そんなわけで 移動時間69時間 バスでの車内泊4泊を経て たどり着いたクスコ。その分 ゆっくりベッドで眠れることや 気軽に歩いてお出かけできる そんなことがすごく幸せに感じられたのでした。
そして しみじみ感じた達成感。30代夫婦にしては よくがんばりました(笑)
この後も のんびり移動な時のスピード感と 一気に動く時のスピード感が違い過ぎる状態は続きましたが こんなにハードな移動はこれが最初で最期となりました。
それでは 次回の旅の日記は いよいよマチュピチュへ向かうべく マピュピチュへの起点となる町アグアスカリエンテスへ。日本の温泉街のような ノスタルジックな雰囲気漂うアグアスカリエンテス/マチュピチュ編をお届けします。
勝法 江里
<次回の旅の日記>
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