2015年6月 1CUC=1US$≒125円
この記事の目次
はじめに
カリブ海に浮かぶ島国 キューバ。
キューバでの観光といえば コロニアルな街並みと その中を今も現役で走るクラシックカー おいしいラムや名産の葉巻などなど...魅力がたくさん。
ですが ここでおすすめしたいのが 美しいカリブ海が広がる街バラデロ。そんなバラデロでは カリブ海が美しいだけでなく 食べ物や飲み物(アルコールも含む) アクティビティなどの代金が全て込み込みとなっている オールインクルーシブのホテルがたくさん。しかも バックパッカーの私たちにも手が届く料金設定...これは体験してみるしかない♡
そんな今回は オールインクルーシブの快適ホテルに宿泊した時の様子についてまとめてみました。
バラデロってどんなところ??
キューバの首都ハバナからは 東に約140kmの場所にある イカコス半島からなる地区。イカコス半島は約20kmの長さがあり その海岸線に沿って オールインクルーシブのホテルが立ち並ぶ キューバ有数のリゾート地。
ハバナから移動した場合は バスで約3時間 ミニバンバスで約2.5時間。ハバナにも海はありますが 透明度を比べてしまうとバラデロに軍配が上がってしまいました。キューバでカリブ海の美しさを十分に満喫するならバラデロがおすすめです。
バラデロの場所はこちら↓
オールインクルーシブってどんなもの??
オールインクルーシブとは ホテルの宿泊代の中に食べ物(3食+α)や飲み物(アルコールも含む) アクティビティなどの代金が全て含まれていること。このため ホテルの中ではお財布を持つ必要がなく 自由に楽しむことができます。
そして キューバ有数のリゾート地であるバラデロには このオールインクルーシブのホテルがたくさんあり 宿泊代もそんなに高くないという噂。
バックパッカーでエコノミーに旅をしていた私たちには なんとも縁がない 旅のスタイルの対極にあるようなホテル。この機会を逃したら こんなホテルに泊まることはなかなかないだろうということで(そして 案の定 この後旅が終わるまで こんな良い思いをすることもなく(笑)) 今回おじゃましてみることに。
オールインクルーシブホテルの予約方法
私たちは ハバナからバラデロに向かう予定だったため ハバナ滞在中にホテルを予約することに。旅行代理店は ハバナ市内に路面店があったり ホテル内に併設されています。旅行代理店によって 同じホテルでも料金に違いがあったため 何軒か比較してみると良いかと思います。なお 事前にネット予約するよりも 現地の旅行会社を利用する方がリーズナブルです。
私たちがホテルの手配をしたのは ハバナ市内のHotel Florida(ホテル フロリダ)内にある旅行会社(会社名は忘れてしまいました.../地図マーカーA)。スタッフの方におおむねの予算を伝えると ホテルリストを見ながら いくつかピックアップしてカタログを見せてくれ どのホテルが良いかを選ぶと スタッフが電話を掛け 予約をしてくれるというシステム。
Breezes Varadero HP: home | Breezes Resort Varadero
選んだホテルは Breezes Varadero(ブリージズ バラデロ)という4ツ星ホテル。お値段は1部屋1泊118CUC(14,750円)(1人あたり 1泊59CUC(7,375円))。こちらを選んだのは スタッフのお姉さんの一押しだったことと 20歳以上しか利用できないため。これは静かに滞在できそう...ということで 少しのんびり3泊することにして 合計354CUC(44,250円)。
お酒が大好きな私たちは "お酒も飲み放題でこの料金だったら たまにの贅沢で良いってことにしよう"と わくわくしながら予約をしてもらうことに。
なお 時間に余裕のある方であれば 現地のバラデロで申し込みをしたほうが リーズナブルに宿泊できる(割引率が高い)ということですが 希望のホテルが予約でいっぱいになってしまうこともあるため注意が必要です。
ハバナ-バラデロへの移動方法
ハバナ-バラデロ間の移動を手配したのは ハバナ市内のHotel Inglaterra(ホテル イングラテラ)内にあるCubanacan(クバナカン/地図マーカーB)という旅行会社。料金は1人あたり25CUC(3,125円)でした。
こちらに決めた理由は バスターミナルまで行かずに 市内の各ホテルから出発してくれるため。バスターミナルまでは ハバナの中心地からやや距離があるため タクシー利用をした場合でも8-10CUC(1,000-1,250円)かかります。このため タクシー料金や料金交渉の手間を考えると ホテル前から出発できるのは魅力的でした。
とは言っても 私たちがハバナで宿泊していたのは Casa(カサ)と呼ばれる民宿のようなところ。さすがにそこまでは迎えは来てもらえないため ホテル イングラテラでバスに乗車することに。
9:00 ハバナを出発
定刻通りバスに乗車...と思ったら ミニバンバスが到着。想像と違うことになったなぁと思いつつ そのままミニバンバスでバラデロへ出発。途中にトイレ休憩もあるので安心です。
11:15 ホテルへ到着
バラデロでは 各自のホテル(地図マーカーC)まで送り届けてくれるため ミニバンの中で待機しているだけでOK。3時間ほど掛かるかと思っていたため 移動時間も予定よりも短く 快適な移動となりました。
オールインクルーシブに宿泊した様子
チェックインまでの流れ
いよいよ オールインクルーシブという別世界へ(大げさ(笑))♡
こちらのホテルは 13:00チェックインですが チェックインの時間までは施設内を自由に利用することができます。このため チェックインカウンターで荷物を預けて お酒を飲んだり ホテルを探検することに。
まず 見つけたのは ビーチを眺められるウッドデッキ。海が...青い!!!
このウッドデッキの下には バーや軽食コーナーがあるため 早速お酒を楽しむことに。鉄板で焼きあげてくれるハンバーガーをおともに いい感じにラテンの曲も流れていて お酒がすすみます。
お酒の種類も 生ビールやラムをはじめ ウイスキーやカクテルまで いろいろ選べるラインナップ。もちろん 全部飲み放題♡
早速 "ここは楽園か...!!!"と感じ始める2人。
そうこうしているうちに あっという間にチェックインの時間となったのでした。
室内の様子
チェックインをして 通されたお部屋がこちら。
想像よりもずっと広くて モダンな室内にテンションUP⤴︎
TVや冷蔵庫 ティーセットなど 一通りのものは揃っており 冷蔵庫の中にはビールやコーラ ミネラルウォーターなども入っています。そして オールインクルーシブのため これらも全て飲み放題。バーまでも徒歩数分なのですが すぐにビールが飲みたい時にはありがたかったです。
広めのバルコニーもあるため 水着を乾かしたりもとても楽でした。
洗面所も広くて 手持ちの洗顔などを置いても余裕の使い勝手の良さ。アメニティも揃っています。
ゆったりサイズのバスルーム。海に遊びに行くため タオル類の使用頻度も高いものの ベッドメイキング時に交換してもらえるので 気持ちよく使うことができました。
ベッドメイキングの後は かわいいタオルアートが出迎えてくれます。
たまに こんな感じで"なんでこれにしたんだろう...?"という雰囲気のタオルアートも出現するのが面白かったです。
プライベートビーチの様子
こちらはホテルのプライベートビーチ。客室から歩いて5分程度の距離なので 気軽に出かけることができます。
バラデロの海は波も穏やかで こちらのホテルは年齢制限もあるからか とても静かで落ち着いた雰囲気。
少し曇り空ですが プライベートビーチにはビーチチェアやベッドが並びます。真っ白な砂浜に 目の前はすぐにカリブ海。
バラデロのビーチは遠浅なので 泳ぐのが苦手な方でも楽しく遊ぶことができます。
そんなわけで カナヅチな私も泳ぐ練習(笑)
足先がしっかり見えるほどの透明度に まるでバスクリンのような色の海(語彙なし(笑))
ここまで綺麗だと 海水もべたつかず 海から上がった後も気分爽快です。
なお 海で泳いだり ビーチでのんびりする場合には タオルをレンタルすることができます。タオルのレンタルは タオルレンタル用のカードとタオルを引き換えるシステムで タオルが汚れた場合はいつでも新しいものと交換してくれます。
そして チェックアウトの日にはタオルを再びカードに交換してもらい フロントに返却します。 なお ビーチではシュノーケリングのセットやカヤックも無料でレンタルすることができます。
こちらは プライベートビーチにあるベッド席。
朝早くからここでぼんやりして 暑くなったら海に入って またぼんやりして。喉が乾いたらビールを飲んだり モヒートを飲んだり..."楽園おそるべし...!!!"
3食の時間以外で時間小腹が空いたら ハンバーガーやホットドックなどの軽食を食べることもできます。そんなわけで 旦那さんが持ってきた ビールとボリューム盛り盛りハンバーガー。
ここで プライベートビーチでの注意事項
プライベートビーチにあるビーチチェアやベッド席(特にベッド席)は 朝早めの時間に確保しないとなくなることがあります。このため 私たちは朝食を食べた後 すぐにビーチへ向かっていました。
ベッド席は日差しよけの屋根もあるので お昼寝をしたりしながら1日中過ごせました。こののんびり時間を確保すべく 朝だけは少し急いで行動しましょう。
施設内の様子
ホテルの敷地内には スポーツジムやプールがあったり バスケットコートやテニスコート 卓球のできる娯楽室など 色んな設備があります(あまり写真を撮っていないのが残念...)
ジムにはしっかり機械類もあるのに 意外に誰も使っていないという。機会選びたい放題状態(笑)ジムに行くより 海に行きたい気持ちになるからかも。
娯楽室では 他のお客さんと卓球をして 白熱した試合を繰り広げていました。
食事の様子
ここで 食事についての注意事項
食事は 朝食/昼食はビュッフェ 夕食はビュッフェ イタリアンレストラン キューバ料理レストランから選ぶことができます。このうち予約が必要となるのは イタリアンレストランとキューバ料理レストランの2軒。どちらもドレスコードがあり 短パン Tシャツ タンクトップ サンダルは不可となっていました。
しかし ここで問題が...この予約が必要なことについて チェックイン時にはお知らせがなかったのです。そして 予約ができるのは 翌日の夕食分のみ。2泊目の日に予約開始時間の情報を入手するも 行ってみた時にはすでに予約がいっぱい。この時点で もう滞在中に予約可能なレストランで食事ができないことが決定...悲しすぎる。
このため もし宿泊される場合は チェックイン日に予約の必要なレストランに予約を入れてしまうことをおすすめします。
そんなわけで ここからはビュッフェの様子をご紹介。
サラダ 魚介類 お肉に豆料理 フルーツなど たくさんのメニューが並びます。
お昼からモヒートを飲みながらのランチ。にんまりが止まりません(笑)
ある日の朝ごはん。フレッシュジュースもあり この日はパパイヤジュースと一緒に。
もともと野菜好きな私たちは 野菜のおかずがいろいろ選べたのは嬉しかったです。特に 豆のおかずにはまってしまい よく食べていました。
こちらはスイーツコーナー。お酒 を飲むほうが楽しくて 手をつけられなかったため 味は不明です(笑)隣にはアイスクリームコーナーがあり アイスクリームはおいしかったです。
夕食時になると 毎日ダンスなど 何かしらのショーが開催されます。
オールインクルーシブを体験してみて 良かったこと
オールインクルーシブのホテルに滞在して 1番嬉しかったのが いろんなところにバーがあるということ。
ビュッフェのエリアはもちろん プールサイド フロント ビーチの近く 宿泊していた棟の入り口などなど。どこで過ごしていても すぐに飲みたいものをオーダーすることができ お財布を気にすることなくずっと飲んでいられます。しかも 周りも同じように飲んでいる人がたくさん。そんな雰囲気であれば ますます遠慮なくお酒が飲めるというもの(笑)
お酒が好きではない方には お得感は少なくなるかもしれませんが 綺麗な海とお酒が好きな方には 間違いなくオールインクルーシブをおすすめしたいと思いました。
フロントにあるバーは24時間営業なので 眠る前に軽くバーで1杯...なんていうこともできました。
こちらは ホットチョコレートみたいな あたたかいカクテル。エスプレッソマシーンを使って 1杯づつ淹れてくれます。このカクテルがおいしくて 何度かオーダーすることに...
そして チェックアウトの日
楽しかった3泊4日もあっという間に過ぎていき 無情にもやってきたチェックアウトの日。しかも この日向かうトリニダーへは早朝のバスしかないらしく 最終日はオールインクルーシブの恩恵を全く受けられないという残念さ(泣)
一気に夢から醒めるように 現実世界(バックパッカー)へ。
ビートルのタクシーに乗り バスターミナル(地図マーカーD)を目指したのでした。
今回の関連地図はこちら↓
最後に
ハバナ滞在中は Casaのお母さん達の質素な暮らしぶりや スーパーの品揃えなどを通して 物の不足している現状を感じていたキューバ。そんなキューバに対するイメージが変わってしまうくらい 一気に物が溢れていて リゾートな雰囲気になったバラデロ。
このため キューバの独特な雰囲気とはまた違うものの キューバでの観光に少し疲れてしまった時には リフレッシュしに訪れてみてはいかがでしょうか。そして その時はオールインクルーシブを満喫できるよう 2泊以上されることをおすすめします。
私たちがまたバラデロを訪れることがあれば オールインクルーシブのホテルに泊まりたいな...そんな風に思ってしまうくらい 現実世界に戻りたくなくなる オールインクルーシブ体験だったのでした。
カリブ海のオールインクルーシブ 新たな楽しみ方はこちら↓
江里