

2015年12月 1S$≒85円
こんにちは
夫婦ブロガーえだ旅(Xアカウントはこちら)です
複数の民族が暮らす 多民族国家のシンガポール。シンガポールでは 多民族国家ゆえに さまざまなルーツを持つ料理を食べることができます。
このため「おいしいものをたくさん食べたい♡」と思うところですが 東南アジア随一の経済都市であり アジアの中でも物価の高いシンガポール。食費も高くなりそう...そんなイメージもあるけれど 旅人向けのリーズナブルなお店もたくさんのホーカーズをはじめ B級グルメ天国でもあるんです。
そこで 今回は シンガポールでリーズナブルでおいしくB級グルメが味わえる おすすめ食事スポットについてまとめました。
まずは B級グルメの宝庫 ホーカーズをご紹介します。
ホーカーズとは 小さな飲食店(屋台)が集合した施設のこと。
シンガポールでは当初 路上のいたるところにあった屋台ですが 屋台の衛生上の問題から 政府により1か所に集められ 環境を整え 運営されるようになりました。正式には"Food Centre(フードセンター)という名前のホーカーズは シンガポールに多く存在し 様々な国の料理が自由に味わえる 多民族国家シンガポールならではの施設とも言えます。
そして 嬉しいのは 何と言ってもその価格。
ホーカーズでは 1皿3S$(255円)から食事をすることができます。これは 他の東南アジアの国に比べれば高いかもしれませんが シンガポールの物価から考えると とてもリーズナブルに食事ができる バックパッカーの強い味方なのです。
ホーカーズを利用する時は2つのポイントを抑えて利用しましょう。
ホーカーズに一歩足を踏み入れると たくさんの屋台(ストール)から いろんな料理の良い香りが...このため そのままお店選びや注文をしたくなってしまいますが まずは席を確保することをおすすめします。
なぜなら ホーカーズはすべて "自由席" だから。
特に お昼時や夕食時などは 人がたくさんで混雑することもしばしば。お料理が出来上がったのに なかなか席に座れない...なんていうことのないように 準備万端で臨みましょう。ちなみに 地元の方たちは ティッシュペーパー(持ち運びタイプのもの)を置いて席を確保したりしていました。
屋台を眺めていると目に入ってくる 店頭に表示されているアルファベット。
このアルファベットは 政府により定期的に行われる 衛生検査の結果を表示しているもの。この検査結果に基づいて それぞれの屋台にA-Eのランク付けが行われ ホーカーズに入る屋台は看板の横にそのランクを表示することとなっています。
Aランクが最上位になりますが ランク付けされているものを見てみると B-Cランクの屋台が多い印象。Eランクになった場合は 営業停止となってしまいます。
清潔=おいしいというわけではありませんが 気になる方はお店選びの際の目安にしてみても良いかもしれません。
ここからは ホーカーズにある飲食店を中心に わが家が特におすすめする食事スポットをご紹介します。
シンガポールのホーカーズの定番メニューであるチキンライスは 蒸し鶏とチキンスープで炊き上げたご飯を一緒に食べる いたってシンプルだけれど何度も食べたくなる一品。
一口サイズの蒸し鶏と風味の良いご飯 そこに醤油やすりおろした生姜 チリソースを好みで合わせて食べます。
そんなチキンライスの有名店が 巨大ホーカーズ 「Maxwell Food Centre(マックスウェル フードセンター)」内にある「天天海南鶏飯」と「阿仔海南鶏飯」。
「天天海南鶏飯」は 日本のガイドブックでも多数紹介される有名店。「阿仔海南鶏飯」は 天天海南鶏飯のトップシェフが独立して作ったお店。そんな2つのお店が 同じホーカーズの中にあったら 食べ比べをしたくなってしまうというもの。
さてさて 一体どちらがおいしいのでしょうか。
まずは「天天海南鶏飯」へ。
さすが有名店だけあって お昼時にはお店の前が大行列です。
出てきた海南鶏飯がこちら。
価格は サイズ中:5S$(425円)(他にもサイズがあるかもしれませんが失念しました(汗))。おいしそうな見た目と良い香りに 食欲が刺激されます。
こちらが すぐ近くにある「阿仔海南鶏飯」
「天天海南鶏飯」に比べると すんなりオーダーできたため 少し不安になる私(笑)
価格は サイズ小:3S$(255円) サイズ中:3.5S$(298円)。
天天海南鶏飯に比べると 同じメニューなのに ぐっとリーズナブルな価格設定。
出てきた海南鶏飯がこちら。
写真では伝わりにくいかもしれませんが 鶏肉のふっくら感が全然違いました。阿仔海南鶏飯の方が より食べたくなる フォトジェニックな見た目♡
そして 両方を食べ比べてみた結果は...
どちらも美味しかったけれど 鶏肉の柔らかさとジューシー感 少しかための炊き上がりの鶏飯も好みだったため 2人とも阿仔海南鶏飯の勝利!となったのでした。
この海南鶏飯 コストパフォーマンス良しです◯
なお どちらの店も冷凍肉は使わず 生肉を使っているのが特徴だそう。今回は 阿仔海南鶏飯の勝利となりましたが どちらもとてもおいしかったので 興味のある方はぜひ食べ比べをされてみてはいかがでしょうか。
Maxwell Food Centre
味のレベルが高さから 地元民にも支持されているホーカーズ。チャイナタウンにあり 中国南方の料理が中心となっており 屋根があるため雨天の利用でも安心。
住所: Maxwell Road and South Bridge Road
最寄り駅: MRT Chinatown(チャイナタウン)駅から徒歩10分
営業時間: 10:00-22:00(店舗により異なる 材料がなくなり次第閉める店もあるため注意)
地図マーカー: A
シンガポールのホッケンミーは 中華風のエビ焼きそばのこと。
麺の下には エビやイカなどの具材が入っていて そのまま食べてもおいしいのですが トッピングの唐辛子と辛味噌 ライム汁をかけて食べると さらに旨味が増します。
こちらは 日本のガイドブックでも紹介されることのある ホッケンミーの有名店。
ホーカーズ「Golden Mile Food Centre(ゴールデンマイルフードセンター)」内にある こちらのお店。ローカルな雰囲気がプンプン漂う そんな店構えが素敵です。
厨房の奥ではホッケンミーが調理されており 手前で出来上がったホッケンミーをテイクアウト用に包んでいきます(もちろん イートイン可能です)。
その連携プレイは じーっと眺めていられるくらいの手際の良さ。無駄な動きは一切なく 流れるようにホッケンミーが仕上げられていきます。どちらもとてもテキパキとした動きで これだけでも一見の価値あり。
このため かなりの有名店ですが そこまで待ち時間はなく料理が出てきます。
出てきたホッケンミーがこちら。価格は 1皿:3S$(255円)。
ひと口食べると 太麺とビーフンの細麺の合わさった良い食感と エビのお出汁がしっかり絡まった 少しオイリーな感じがたまらなくおいしい。
これは ビールのおつまみに最高♡
このお店でホッケンミーが大好きになった私たちは 翌日も他のホッケンミーのお店へ行ってみることに。
Golden Mile Food Centre
住所: 505 Beach Road
最寄り駅: MRT Nicole Highway(ニコルハイウェイ)駅から徒歩10分
営業時間: 11:00-21:00(店舗により異なる 材料がなくなり次第閉める店もあるため注意)
地図マーカー: B
この日は ホッケンミーの食べ比べをするため 別のホーカーズへ。
ホーカーズ「Lau Pa Sat Festival Market(ラオパサ フェスティバルマーケット)」内にある こちらのお店。
名前は忘れてしまいましたが...外観はこんな感じで 上部の看板に大きく「福建麺」と書かれています。
出てきたホッケンミーがこちら。価格は 1皿:8S$(680円)。
こちらのホッケンミーは とても優しい味わい。同じく エビの風味はしっかりするものの こってり感は少なめで 全体的に上品なお味。有頭エビはミソも入っていて そちらもおいしくいただきました。
お食事用には こちら。
ビールのおともにするなら 前に挙げたホッケンミーという感じでした。
旦那さんはこちらが 私は昨日のほうが好み。
完全に好みの問題で どちらもとてもおいしいのでおすすめです。
Lau Pa Sat Festival Market
マリーナエリアからアクセスがしやすい オフィス街にあるホーカーズ。平日のお昼時には 周辺のオフィスで働く人たちでかなり混雑します。他のホーカーズに比べて 価格は高めです。
住所: 18 Raffles Quay, Singapore 048582
最寄り駅: MRT Raffles Place(ラッフルズプレイス)駅から徒歩5分
営業時間: 24時間(店舗により異なる すべての店舗が24時間オープンというわけではないので注意)
地図マーカー: C
私たちが訪れた 12月のシンガポールの最高気温は30-31℃。街歩きをしていても 暑さに身体はすぐに疲れてしまいます。
そんな時は 休憩がてらスノーアイスのお店に寄り道。
スノーアイスとは シンガポールの新食感のかき氷。かき氷とは言っても 氷ではなく アイスを専用の機械でごく薄く削ったものになります。
出てきたスノーアイスがこちら。価格は 1皿:5.5S$(468円)。
ひと口食べてみると ふわっとしつつも かき氷よりもリッチな味わい。そして 口の中であっという間に溶けてなくなりました。
私たちは マンゴー味をオーダー。
マンゴーのソースと果実もトッピングされていて ボリューム満点。食後だったので 2人に1つで十分でした。
このお店にはたくさんの種類があったので 次回は他のものも試してみたいな。
味香園
住所: 67 Temple St, Singapore 058611
最寄り駅: MRT Chinatown(チャイナタウン)駅から徒歩3分
営業時間: 12:00-21:30(21:00 ラストオーダー)
休業日: 月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日) 旧正月3日間
地図マーカー: D
ここからは番外編になりますが シンガポールでおすすめの食事スポット(というかバー)をもう1つご紹介。
シンガポールといえば マリーナベイサンズ。
"シンガポールに来たなら行ってみたい"とは思っていたものの この旅では なかなか縁がないだろうと思っていた場所。
そんなマリーナベイサンズですが エコノミーな旅をしている私たちでも キラキラな夜景を見ることができる方法があるんです。
それは マリーナベイサンズのバーを利用するという方法。
マリーナベイサンズの57階には展望台があり 展望台にのぼるには 入場料:26S$/1人(1,955円)。しかし 57階にあるバー"CÉ LA VI(セラヴィー)"を利用すれば 飲み物代のみ:ビール1杯16S$〜(1,360円~)/1人だけで 高層階からの夜景を楽しむことができます。
ビール好き かつエコノミーな旅の私たちは 迷わずバーに行くことに(笑)♡
夕暮れの時間になる前に マリーナベイサンズのバーへ。
お天気が良い日には 高層タワーが立ち並ぶ 美しい夕景を眺めることができます(この日の夕方は あいにく雲が多めのお天気でした)。
CÉ LA VIから見える夜景がこちら。反対側からは ガーデンズバイザベイの夜景を眺めることもできます。
入場料無料で お酒を楽しみながら キラキラの夜景体験。
いつもとは違ったシチュエーションで お酒を楽しみたい方にはおすすめです。
そんなCÉ LA VIへの行き方などの詳細はこちら。
今回 ご紹介したお店の場所はこちら↓
今回は シンガポールのB級グルメ リーズナブルな食事スポットをご紹介しました。
ヨーロッパや中東の後に訪れたこともあり アジアの中では物価が高いとはいえ 今までよりもいろいろな物がリーズナブルに感じて。食事も口に合い とてもおいしく感じたことを思い出します(とは言いつつ どこの食事も口に合ってしまうのですが(笑))。
シンガポールで B級グルメを楽しむには欠かせない ホーカーズ。
旅中は自炊がメインいう方も シンガポールに行かれた際は ぜひホーカーズに足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
シンガポール バックパッカーは5日間でこれだけ使いました^^