【アメリカ】憧れのグランドキャニオン トレッキングと園内キャンプ場情報

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2015年7月 1US$≒124円

こんにちは えだ旅(@edatabi_jp)です。

 

 

グランドサークルをレンタカーで周遊していた 僕たち。ようやくたどり着いた先は 大渓谷 グランドキャニオン。アメリカの大自然を満喫しようと考えていた 僕たちの最終目標は ここグランドキャニオンでした。

 

そして 是非ともグランドキャニオンで朝日を拝みたいと 意気揚々と園内のキャンプ場に宿泊することにしたのでした。

 

そんな今回は 多くの人が集まる人気の観光スポット グランドキャニオンについて トレッキングと園内のキャンプ場情報について まとめてみました。

 

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グランドキャニオンとは

グランドキャニオンの起源は今から7000万年前、この一帯の広い地域がカイバブ・アップリフトとよばれる地殻変動により隆起したことに始まる。 約4000万年前、コロラド川による浸食が始まる。峡谷は500万年前にほぼその全容を現し、現在見られるような峡谷になったのは、約200万年前である。そして今もなお、浸食は続いており、最古でおよそ20億年前の原始生命誕生時の地層を浸食している。 グランドキャニオンの断崖は平均の深さ約1200m、長さ446km、幅6km~29kmに及ぶ。最深地点は1800m。

参照元: Wikipedia

 

グランドキャニオンは 世界で最も有名な大渓谷ではないでしょうか。そのスケールの大きさは 想像を超えてきますよ^^

 

グランドキャニオン国立公園HP: Grand Canyon National Park (U.S. National Park Service)

 

グランドキャニオンのベストシーズン

グランドキャニオンのベストシーズンは 春から秋にかけてです。

 

中でも アメリカ人のバカンスである夏の時期は 観光客も多く 宿泊施設は満室であることがほとんどとのこと。このため この時期に訪れる予定の方は 宿泊先を予約されることを強くおすすめします。

 

また 冬には積雪があり ノースリムには入園できなくなります。サウスリムでも足元が悪くなるため 冬季のトレッキングは注意が必要です。

 

グランドキャニオンへの行き方

グランドキャニオンへは 近郊の観光都市ラスベガスから訪れるのが一般的です。

 

ラスベガスからは レンタカーで向かうも良し 日本発着のオプショナルツアーや現地ツアーを利用するも良し。旅のスタイルに合わせてさまざまな選択肢を選ぶことができ 日帰りツアーもたくさん企画されています。このことからも グランドサークルの中では最も訪れやすい絶景スポットかもしれません。

 

レンタカーを利用する場合

そんな さまざまな選択肢の中 レンタカーを選んだ 僕たち。そこで ここでは レンタカーを利用したグランドキャニオンへの行き方をご紹介します。

 

ラスベガスでのレンタカーの手配について

 

ラスベガスからの距離:
・ノースリム
距離 430km / 所要時間 4時間11分(ブルーのライン)
・サウスリム
距離 440km / 所要時間 4時間15分(グレーのライン)

 

ラスベガスからは ノースリム サウスリムともに 距離/所要時間に大差はありません。

※グランドキャニオンには 北側(ノースリム)と南側(サウスリム)に分かれます。その違いは後述。

 

しかし ラスベガス出発時には 北へ向かうのか 南に向かうのかを判断する必要があります。このため 出発前にどちらのグランドキャニオンへ行くのかをあらかじめ決めておき 出発するようにしましょう。

 

どちらを訪れるかを決めたのなら あとは安全運転で向かうだけです。

 

ちなみに 僕たちは カーナビ代わりにオフライン(電波がない)でも使用可能な地図アプリ"MAPS.ME(マップスミー)"を利用していました。長距離バスでの移動時などにも 現在地が把握できるのでおすすめです。

 

旅におすすめのアプリまとめ

 

グランドサークルへの地図はこちら↓

 

グランドキャニオン国立公園の入園料

グランドキャニオン国立公園の入園料:

1.自家用車(15人以下)→1台あたり30US$/7days
2.オートバイ     →1台あたり25US$/7days
3.徒歩/自転車    →1人/1台あたり15US$/7days
4.国立公園年間パスポート→80US$/1year(Annual Pass)

 

僕たちは グランドサークルを周遊予定だったため 国立公園年間パスポートを購入しました。アメリカの国立公園は どこもおおむね20-30US$の入園料がかかります。このため 3カ所以上の国立公園に行かれる場合は 国立公園年間パスポートの方がお得になります。

 

アメリカ国立公園 年間パスポートについて

 

North Rim(ノースリム)とSouth Rim(サウスリム)の違い

先ほどお伝えした通り グランドキャニオンは その規模の大きさから 渓谷の北側(North Rim(以下 ノースリム))と南側(South Rim(以下 サウスリム))に分かれます。

 

ノースリムからサウスリムまでは 向かい合っていることもあり目と鼻の先のように感じますが 車で行き来する場合は 渓谷を迂回するため 走行距離は330km以上となってしまいます。このため 短期旅行の場合は どちらも訪れることは難しいかもしれません。

 

それでは 次に ノースリムとサウスリムの違いをみていきましょう。

ノースリム サウスリムの違い:

1.ノースリム
年間入場者数: 50万人
標高: 2500m
谷までの深さ: 1600m
冬季は閉鎖
宿泊施設: 1箇所のみ
キャンプ場: 1箇所のみ
レストランはロッジに併設している
トレッキングルートやビューポイントも多くはない

 

2.サウスリム
年間入場者数: 500-600万人
標高: 2000m
谷までの深さ: 1300m
一年を通して開園
宿泊施設: ロッジやホテル 計6箇所
キャンプ場: 2箇所
レストランやスーパーマーケット 診療所も完備
トレッキングルートやビューポイントが多い

 

上記より 一般的に観光で訪れるグランドキャニオンはと言うと サウスリムを指すことがほとんどです。また 写真で見るグランドキャニオンの多くは サウスリムから撮影されたものです。

 

このため 初めての方は 設備も整っているサウスリムを訪れることをおすすめします。そして グランドキャニオンは数回目という玄人さんは ノースリムを訪れるのも良いかもしれませんね。

 

妻は 初めてのグラントキャニオンということで サウスリムを訪れることにしました。

 

ノースリムのトレッキングルート

 

サウスリムのトレッキングルート

参照元: グランドキャニオン国立公園HP (園内MAPなどもご覧になれます)

 

サウスリムに滞在していた僕たちは Rim Trail(リムトレイル)に挑戦することにしました。その理由としては 単純明快 距離や時間を調整しやすかったためです。

 

実際にトレッキングをした日は 天候が崩れるという予報でした。このため「もしかすると トレッキング途中で雨に振られるかもしれない。そんな時や疲れた時は 無料のシャトルバスに乗って帰ってこよう。」そんな 気軽な感じで歩ける トレッキングルートを選んだのでした。

 

それでは 次からは 実際にトレッキングで準備したものをご紹介します。

 

グランドキャニオン国立公園 トレッキングで準備したもの

グランドキャニオン国立公園のトレッキングは リムトレイルであればアップダウンが少なく 平坦道が多いため スポーツサンダルでも可能です。

 

しかし 日陰が少ないトレッキングルートのため 帽子の準備や水分は多めに用意しましょう。

 

また 日焼け止めを塗っておくことをおすすめします。油断して そのままトレッキングをしてしまうと かなり日焼けしてしまいます。

 

行動食など

・2L程度の水分:トレッキング中の水分補給用。
・軽食:トレッキング中に糖分 塩分を取るため(HARIBO ジャーキー など)
・昼食: トレッキングの距離/時間が長いルートの場合のみで可(サンドイッチなど)

 

服装(動きやすいもの)

・Tシャツ 半ズボン: 速乾性の高いものが良いです
・帽子: 日よけ 熱中症対策にもなります
・サングラス: 日差しが強く 眩しいです
・歩きやすい靴: スニーカーなどの運動靴(スポーツサンダルでも可)であれば問題ないです

 

その他

・デイバック: トレッキング中に両手が空くと安全です
・スマホ:
道に迷わないために あると便利です
・カメラ:  
綺麗な景色を 記念に撮りましょう

 

グランドキャニオン国立公園 トレッキングの様子

準備も整ったため いよいよトレッキング開始です。

 

今回は Hermits Rest(ハーミッツレスト)からVillage(ビレッジ)を目指して リムトレイルをトレッキングしました。なお 僕たちは 園内のMather Campground(マーサーキャンプグラウンド)に宿泊していたため Hermits Restまでは無料シャトルバスを利用しました。

 

園内地図と無料シャトルバス運行ルートはこちら↓

参照元: グランドキャニオン国立公園HP

 

こちら 無料シャトルバス"RED(レッド)"の終着点 Hermits Restです。

 

そんな "これからトレッキング"という矢先 妻が何もない道で派手に転びました(笑)。損傷具合は 右膝の皮膚がベロリと剥げるほど。

 

こういうことを簡単にやるのが うちの妻です(汗)。

 

まぁ お互い看護師であり 傷は見慣れたもの。

 

水道水で綺麗に洗い 手ぬぐいで縛って止血。何事もなかったかのように トレッキングをスタートしたのでした。

リムトレイルには このような舗装された道が多く 膝を負傷した妻でもとても歩きやすかったようです。

また つねにグランドキャニオンを望めるロケーションのため 歩いているだけでも清々しい気持ちになります。

トレッキング途中には このような景色が広がっています。

 

惜しみなく 大自然を見せつけてくる グランドキャニオン。ずっと "すげぇ〜!!"と思いながらトレッキングしていました(笑)。

 

しかし 山(!?)の天気は変わりやすいもの。

 

この後 30分もしない間に雨が降ってきました。このため 残念ながらトレッキングは早々に切り上げ 足早にキャンプ場へと戻ったのでした。

 

グランドキャニオンのキャンプ場について

宿泊したキャンプ場の概要

【宿名】Mather Campground
【評価】
1.設備:★★★★☆(キャンプ場としては)
2.清潔さ:★★★★☆
3.ロケーション:★★★★☆
4.スタッフ:★★★★☆
5.コストパフォーマンス:★★★★☆
総合得点 20/25点
【住所】Grand Canyon Village, Near Mathers Amphitheater, Grand Canyon National Park, AZ 86023 アメリカ合衆国
【HP】Mather Campground
【宿泊日】2015.7.30-8.1
【料金】18US$(2,160円)/1サイト/1night
【予約方法】ウォークイン
【設備】
・受付
・温水シャワー/トイレ
・コインランドリー
・流し台
・Wi-Fi(キャンパーサービス付近)

 

キャンプ場の地図はこちら↓

 

宿泊時の様子

キャンプサイトは 1サイトあたり2-3人用テントでは寂しく思えてしまうほど かなりの広さがありました。また 椅子付きのテーブルやキャンプファイヤーのできる焚き火場もあり 設備も完璧です。

隣のキャンプサイトとの距離が離れているため 好きな音楽を流しながら 夕食の準備をしたりしました。

 

ちなみに 写真の奥に見えるのはトイレです。
こちらのキャンプサイトでは 流し台がトイレに併設されていたため 食後は暗い中食器を洗いに行くこととなりました。

 

なお 僕たちはトイレとの距離が比較的近い場所でしたが こちらのキャンプサイトは敷地がかなり広い分 トイレが遠い場所になると少し大変だろうなぁ...と思ったりしました。

こちらは 野生のエルク達です。

 

子どもなのだろうと思われますが キャンプサイトの近くまで来ており びっくりしました。草食動物の彼達は 人間を襲うことはほとんどないとのことですが...寝起きで見かけたらギョッとしますよね(笑)。

 

良かった点

グランドキャニオン国立公園内という立地

グランドキャニオン国立公園内のため 園内の無料シャトルバスに乗れば すぐにいろいろなところにアクセスができます。

 

また 人気の観光スポットのため 日中には車で混雑するグランドキャニオン。このため なかなか駐車場に車を停められない...なんていうこともあるそうですが 園内の少し離れたビュースポットに車で向かう場合にも 早い時間から向かうことができるため 駐車場に停められずに困るということもありませんでした。

 

レストランやスーパーマーケットへのアクセスもとても良かったです。

 

しかし それ以上に良かったのは グランドキャニオンの朝日や夕日を存分に楽しめた点でしょう。

こちらは グランドビューポイントからの朝日です。

 

赤く染まっていく 空と岩肌。とても清々しい朝です。

朝日を見ながら 飲むコーヒー。
冷えた体にコーヒーが染み渡る瞬間。

 

これ キャンプの醍醐味だと自負しております。

 

Wi-Fiが使える

使用できる場所は限定(キャンパーサービス付近)されますが キャンプ場でWi-Fiが使えるのはとても助かりました。情報収集やSNSの投稿などもできました。

 

気になる点

キャンプサイトの確保が困難

これだけは仕方ありませんが...世界的にも人気の観光地だけあり 園内のキャンプサイトは非常に混んでいます。このため 何カ月も前から企画をしているような方であれば キャンプサイトの予約を強くおすすめします。

 

しかし 僕たちは その日暮らしのバックパッカー。
いつたどり着くかも分からないため キャンプサイトの予約はできません。よって キャンプサイトを確保するのは大変でした。

 

とは言え マーサーキャンプ場では 当日のキャンセル待ちをすることができます。当日のキャンセル待ちをするには キャンプサイトの受付で簡単な手続きをするのみ。なお キャンセル待ちが出た場合は受付順で案内されるため 早い時間にキャンセル待ちの手続きをするようにしましょう。

 

肝心な キャンセル待ちの受付開始時間は失念してしまいましたが...受付時間ジャストで受付ができれば キャンセル待ちでも宿泊できる可能性は高めかと。

 

ということで 僕たちは 当日のキャンセル待ちで運良く2泊することができました(この場合 1泊ごとにキャンセル待ちの手続きが必要です)。ほんと良かったです。

 

 

まとめ

今回は グランドキャニオンと園内のキャンプ場情報でした。

 

グランドキャニオンは 世界を代表する大渓谷。そのスケールの大きさは 圧巻でした。また ラスベガスからも日帰りできるため グランドサークルの中では比較的訪れやすいスポットでもあり ぜひ訪れてほしいおすすめスポットです。

 

実際 僕たちが訪れた時は天候も今ひとつで 十分にトレッキングをすることができませんでした。このため もし再び訪れることができれば 今度は渓谷を降るようなトレッキングもしてみたいなと思います。

 

それでは 次回は グランドサークル編 最後の目的地 アメリカで一番有名な道(!?)ルート66についてです。

 

次回記事

グランドサークル総集編

 

 

それでは 本日もお付き合いいただき ありがとうございました。

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