読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

えだ旅 WORLD JOURNEY

2015.01.04から1年6カ月にわたった 夫婦の世界一周旅と その後の旅の記録

HELLO

DO YOU ENJOY YOUR JOURNEY OF LIFE?

《旅の準備》早めの準備が吉! 世界一周 予防接種あれこれ

スポンサーリンク

予防接種イメージ画像 その1

はじめに

世界一周に行くための準備というと 情報収集をしたり 旅のルートを考えたり 旅に持っていく物を揃えたり...わくわくすることがたくさん。新しい景色を見たり 新しい世界を知ったりする未来を想像するだけで 幸せな気持ちになります。

そんな中 わくわくしない準備もあるんです。なのに避けて通れない準備...それが 予防接種!

世界一周の間 自分を守るためには必要なこと。また 自分の身を守るだけではなく 国によっては入国時に黄熱病の予防接種証明書(イエローカード)が必要な国もあったりします。それでも 予防接種は痛いし 費用もかかります。痛いのは仕方がないけれど...出発前にはなにかと費用がかかるから できるだけリーズナブルに抑えたいもの。

そこで 今回は 私たちが世界一周に出る前に行った予防接種についてまとめてみました。

 

その他の旅の準備はこちら↓

どうして予防接種を受けるのか

どうして?イメージ画像

日本にいる間は ありがたいことに危険度の高い感染症が流行していないため 予防接種と聞いて普段意識するのはインフルエンザくらいかもしれません。医療設備も整っており どこでも一定の医療水準が期待できるため 万が一体調を崩した時の対応に関しても安心感があります。なんといっても 日本語対応ですし!(世界一周に言ったのに語学ができない私...)

しかし 海外はどうかというと 国や地域によって さまざまな感染症のリスクがあります。そして 医療水準の保たれていない国で体調不良を生じた場合は 適切な対応をスムーズに受けられるとも限りません。

このため 世界一周などで長期に海外へ渡航する場合は そのようなリスクから身を守るために 予防接種を打つ必要があります。

予防接種を行うまでのステップ

予防接種イメージ画像 その2

予防接種を受けるには どんな予防接種を どこで受けるか いつ受けるか ということを決めましょう。

しかし これはすべてきっちりと自分で決めてしまわなければいけないものではありません。おおよそ自分なりに決めておいた案をもとに 予防接種を受けに行った病院で あらためて予防接種の種類や それらを受けるにはどれぐらいの期間が必要かなどを相談して決定すればいいので 難しく考えすぎなくても大丈夫。

それでは 予防接種をどうするか 一緒に考えていきましょう。

STEP1 どの国に行くかを決める

ひと口に"世界一周"といっても 興味を持つ国 行ってみたい国は人それぞれ。行く国や地域によって リスクの高い感染症も異なります。このため まずはどの国に行くのか どの地域に行くのか ルートを組み立てることから始めましょう。

ルートを早めに組み立てることは 航空券の準備や保険期間の設定など以外に 実は予防接種のスケジュールを立てる上でも大切なこと。情報収集もあり 大変な作業ではあるけれど ここをしっかりと詰めておくと(旅の途中で予定は変わるものですが(笑))後になっていろいろと楽になるので 頑張りどころです。

STEP2 必要な予防接種について把握する

ルートを組み立てることができたら 次にルートに組み込まれている国では どんな感染症が流行しているのか どんな感染症に注意が必要なのかを調べましょう。

予防接種には時間もコストもかかるもの。これらを最小限に抑えながら 最大限の効果を得るためには 必要な予防接種を受け 不必要なものは受けないという判断を 適切に行うことが大切です。

国や地域別の感染症について調べるには 厚生労働省のFORTH(FOR Travelers Health)というサイトが情報更新も早く 分かりやすいのでおすすめです。

 

厚生労働省のサイトFORTHトップページ

厚生労働省のサイト"FORTH": FORTH|厚生労働省検疫所


こちらのサイトを見てみると 海外渡航の際に検討する予防接種の種類としては "黄熱" "A型肝炎" "B型肝炎" "破傷風" "狂犬病" "ポリオ" "日本脳炎" "麻疹"の8種類があげられていました(それぞれの流行地域の一覧表は 同じく"FORTH"のこちらのページをご参照ください)。

これらの感染症と予防接種について 一覧にしたものが下記の表になります。

 

感染症と予防接種一覧表


私たちは仕事上"B型肝炎" "麻疹"に関しては 職場で予防接種を受けていたので すでに抗体を持っている状況。そして "ポリオ"に関しては 流行地域がアフガニスタン ナイジェリア パキスタンとなっていることから 今回の世界一周のルートからは外れるため 接種はしないことにしました。

その他の予防接種に関して 私たちの考えたこと

・黄熱: 中南米を渡航する際に 黄熱予防接種証明書の提示を求められる可能性がある。南米は 今回の世界一周の中でも行ってみたい地域の上位に入っていたため 入国できない事態になったら大変!

・A型肝炎: こちらも 中南米 アジアでの感染リスクがあり 食べ物や飲み物という生活する中で切っても切れない物からの感染のため 感染源との接触回数が多い。

・破傷風: トレッキングやサイクリングが好きな2人のため それらの最中に怪我をして感染する可能性がある。そして 私は 何もしていなくてもよくコケて すぐに怪我をするので これは予防しておきたい(実際 世界一周中に3回転び 3回ともキズ跡が残るほどしっかり怪我をするっていう...)

・狂犬病: 世界のほぼ大部分の国に分布していることや キツネやコウモリに接触する機会はなかったとしても 私が犬好きなため 多分(かなりの確率で)犬を触りに行くことが考えられるためリスクが高い。

・日本脳炎: 東南アジアへ行く予定があることや 死亡率や後遺症の出現のリスクも高いことから 感染してしまった時の大変さを考えて予防することに。

このため 上記で挙げた "黄熱" "A型肝炎" "破傷風" "狂犬病" "日本脳炎" については予防接種を受ける予定として この他で判断に迷ったもの(ジフテリアや腸チフスなど)に関しては 実際に予防接種を受ける病院で相談することに。

予防接種を受ける時点での 私たち夫婦の世界一周のルートは オーストラリア→南米→中米→北米→ヨーロッパ→中東→東南アジア→東アジアの予定。2人とも もう30代。無理をして体調を崩してしまうよりは リスクを最小限にして行きたい年齢でもあったので 予防接種に関してのお金は節約せず 必要なものはすべて受けることにし 国内ですべて終えてから出発することにしました。

STEP3 どこで いつ予防接種を受けるかを決める

病院イメージ画像

いよいよ 実際に どこで いつ予防接種を受けるかを考えます。

2人でパソコンで調べてみると 思いの外 海外渡航に向けた予防接種をしているところはたくさん。HPに載っている価格表を確認したり 近隣で予防接種を実施している病院やクリニックに連絡をして確認。同じ予防接種の内容でも 場所によって費用もまちまちで 高いところとリーズナブルなところを比べると その差1.5倍程度も開きがあるところも!

そんな 価格調査の結果浮かび上がってきたのが 東京都世田谷区三軒茶屋にある"ふたばクリニック"

世界一周前は 病院勤めをしていた私たち。なんとなく リーズナブルな病院=あやしい...と思いがちですが HPを見てみるとキレイ。他の旅人さんたちの口コミを読んでみても好評。しかも わが家から自転車で10分程度で行ける距離! "これは行くしかない!"ということでこちらに決定!

 

ふたばクリニックトップページ

ふたばクリニックHP: ふたばクリニック/内科小児科/世田谷区三軒茶屋

 

先生はとても知識豊富で 無駄がなく美しい手技に 夫婦ともども惚れ惚れ♡そして どんな予防接種を受けた方が良いか これは受けなくても大丈夫(この結果 今回はジフテリアと腸チフスは見送ることに) などの予防接種に関してや 犬などに噛まれた時にどうするかなどのアドバイスをもらえ 日にち入りのスケジュールまでぱぱっとプリントアウトしてくれました。

また 予防接種の種類によっては 国産ワクチン輸入ワクチンがあるものがあります。これらに関しては 相談の結果 海外で流行しているものに関しては 海外で流行しているウイルス抗原を使用したワクチンのほうが良いかと思い 輸入ワクチンを選ぶことに。質疑応答もそつなく 分かりやすいです。

いやー さすが評判なだけある! 旅人慣れしてます(笑)

 

 

なお 黄熱の予防接種に関しては 検疫所 日本検疫衛生協会 東京診療所(東京の場合)で対応のため ふたばクリニックでは受けることができません。このため 私たちは横浜検疫所で受けることに。

黄熱の予防接種を行っている機関に関してはこちら: FORTH|黄熱について

 

 

日本で予防接種を受ける場合は トラベルクリニックや渡航者外来のある一般の病院 クリニック 検疫所で受ける方法があります。どこで受ける場合でも ふたばクリニックでの対応と同様に 予防接種に関する相談やアドバイスを受けることができます。予防接種に関する疑問などがある場合は この機会を逃すとなかなか聞ける機会もないため 積極的に確認し 疑問や不安の残らないようにすることが大切です。

気をつけたい 予防接種のポイント

その① 黄熱の予防接種について

黄熱の予防接種は生ワクチンのため 28日間は他の予防接種は受けることができません。このため 黄熱のように生ワクチンを使用する予防接種は できるだけ最後に回すようにしましょう。なお 黄熱の場合は 黄熱予防接種証明書は接種後10日後から有効になるため 入国に必要となる国へ渡航する場合は 特に余裕を持って接種するようにしましょう。

その② 狂犬病の予防接種について

狂犬病の予防接種は 合計3回の接種が必要になります。特に2回目の接種終了後 3回目の接種までに期間を空けなければならないため 時間に余裕を持って接種を開始することが大切です(私たちは 旅に出るまで4ヶ月を切った段階でこのことを知り焦りました...)

その③ 歯科受診はお早めに

世界一周へ出発する前に 親知らずを抜歯しようと考えている方は要注意!予防接種の前後には抜歯はできないため 予防接種期間よりも早め(または遅め)に抜いておくことをおすすめします。

実際にかかった 期間と費用

私たちの場合は 翌年の1月4日に出発するのに 9月20日から予防接種を始め 12月10日にようやくすべての予防接種が終了するという なんともギリギリのスケジュール。旅に出る2ヶ月前には 休日のたびに何かしらの手続きをしたり 調べ物をしながら 予防接種を受けに行って...なんだかバタバタとした日々が続くことになりました。

必要な予防接種はすべて受けることができたので 結果オーライにはなったのですが 予防接種は本当に早めに取りかかったほうが安心。複数回接種が必要なものを接種しつつ その他の準備と重ならないようにと考えると 6ヶ月前くらいから取り掛かっておくと余裕が持てると感じました。


そして 気になる費用は...

破傷風: 2,500円×2回=5,000円
狂犬病: 7,000円×3回=21,000円
日本脳炎: 5,000円×2回=10,000円
A型肝炎: 9,000円×1回=9,000円
黄熱: 11,180円×1回=11,180円
----------------------------------------------------------
合計 56,180円/1人!!!

今回は夫婦2人旅のため 2人分で112,360円。いやー かかりました!お金も時間も(笑)!!このため すべての予防接種が終わった時には 軽い達成感を感じてしまいました(笑)

 

現在のふたばクリニックの各種予防接種料金表がこちら。残念なことに 料金の上がっている項目もあるので(特に狂犬病が...) 私たちの受けた時に比べると 費用が変わってくるかと思われます。

 

ふたばクリニック料金表 その1

ふたばクリニック料金表 その2

ふたばクリニックHP「予防接種料金のご案内」より

ふたばクリニックでもらった予防接種証明書 その1

ふたばクリニックで受けた分の予防接種証明書。

ふたばクリニックでもらった予防接種証明書 その2

ワクチンの種類とロットNoの書かれたシールが ずらずらーっと貼られています。

横浜検疫所でもらった黄熱予防接種証明書

最後に受け取った 黄熱予防接種証明書。いやはや やり切りました(笑)!

中南米では黄熱予防接種証明書の提示を求められることがあるとのことでしたが 特にそのようなことを言われることはありませんでした。これは パスポートの最後に そのまま貼り付けていたからかな...ははは。

あっ パスポートの後ろに貼り付ける方法は 紛失予防(あとは見せる手間も省けたりして(笑))におすすめです。

その他 海外で予防接種を受ける方法

予防接種に関しては 私たちのようにすべて日本で受けていくこともできますが 海外へ受けることもできます。海外で受ける場合は タイがリーズナブルだという話を聞きます。特に有名なのが タイのスネークファーム。スネークファームでの予防接種については すんなーさんの記事が分かりやすかったです。

 

そんな すんなーさんの記事はこちら↓

www.uemurashunsuke.com

 

これに関しては タイに入るまでの期間の感染に対する不安があったり 東回りだとタイでの接種は難しいなどの条件はあります。なお 予防接種には(種類にもよりますが)すべて終了までに3ヶ月程度の期間がかかるため すべての予防接種(複数回のものは複数回分)をタイで受けるのは難しい(タイに予防接種の時期に合わせて戻らなければならなくなる)かもしれません。

でも 同じ予防接種をリーズナブルに受けられるのであれば 嬉しいかぎり。

このため もしもタイで予防接種を受ける場合は 日本で数回予防接種を受けておき 残りの分をタイで受けるというようなプランも選択肢として良いのではないでしょうか(ただし 狂犬病は残りの回数を 違う病院で受けるということはできません)。

2016.10.31 追記
"Pon voyage!" のAYAさんに 今回の記事を紹介していただきました。少しづつ コツコツまとめた情報を 実際にこれから旅をされる方に使っていただけて ブログを書くモチベーションが上がりました。ありがとうございます。

AYAさんの記事の中では 注射が苦手な方にとっては気になる"予防接種の痛み"がランキング形式で紹介されています。こちらを読んで 少し心の準備をした上で予防接種に臨まれてはいかがでしょうか。私も注射が苦手なので 打つ前にこちらを読みたかったです...

 

そんな AYAさんの記事はこちら↓

最後に

予防接種にかかる期間に関しては どの予防接種を受けるかによって変わります。特に 1回のみの接種で良いものの場合は短期間での接種が可能ですが 複数回接種が必要なものの場合は 指定された期間の間隔も空けなければならないため ある程度の期間が必要になります。

時間がない段階で受けるとなると 十分な回数が受けられないものが出てくる可能性があるため 痛かったり 費用面だったり その前にルートを考えるのが大変だよー...ということもありますが 早め早めに準備をすることが大切です。

また 予防接種はあくまで感染が生じる状況下であることが前提となっているため 中には"感染しないから大丈夫!"と思う方もいるかもしれません。しかし もしも感染してしまうと 苦しい中自分で受診などの対応をしなければならなかったり 誰かと一緒に行動をしている場合は周囲の人へ感染してしまうリスクがあったり 移動中であれば他国へ感染症を運んでしまうリスクが生じたり...予防接種を受けることで避けられる問題はたくさんあります。

何といっても 必要な予防接種をしっかりと受けておくことで 世界一周中に余計なことを心配せずに済む。これはプライスレスな価値なのではないでしょうか。

 

そして ここで予防接種の話は終了!

話は変わりますが 先日 嬉しいことが♡なんと "Lトラベラー☆" のRIEさんに 私たちのブログを紹介してもらいました。重い腰を上げて 旅の準備をまとめ始めた甲斐がありました。ありがとうございます。

L子さんは ただ今世界一周準備中。来年1月上旬から出発されるそうで 準備をしている様子をブログで読みながら"いいなぁ..."と思ってしまう日々です(笑)

これから世界一周や長期旅行を考えている方は リアルタイムな予防接種の様子や物の準備 旅のテーマ決めの様子などなど...参考になるのではないかと思います。軽快な文章で読みやすいので ご興味のある方はぜひ読んでみてください。

 

そんな RIEさんの記事はこちら↓

 

それでは 次回の旅の準備は 必ず準備しておくべきことや 準備しておけば良かった...と思ったことなど 世界一周に出る前に行った手続き 後編をお届けする予定です(また 急に分散させ始めたらすみません(笑))

本日も 最後までお付き合いいただき ありがとうございました。

 

 

 

 

江里